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今度の休暇は「デジタル・デトックス」を

2013年10月03日 18時52分 JST | 更新 2013年12月02日 19時12分 JST

「パパ、パパ、パパってば! 見て!」

「ちょっと待って」

そう言いながらあなたは、視線を戻して、仕事の電子メールを読み終えようとします。

私たちは皆、こんな感じです。テクノロジーとあまりにも深く結びついているために、気付かないうちに、「現実の生活」が過ぎ去ってしまうのです。調査会社comScoreの最新報告によると、スマートフォンを所有する米国人は1億3370万人です。しかもこの数字には、タブレットやノートパソコンをはじめとする、仮想世界に接続するために使われるその他の無数の装置は含まれていません。

休暇のときは家族と過ごす時間を最優先事項にするべき。とはいっても最近では、年中無休24時間いつでも部下と連絡を取りたい上司や、自分の見たい映画が見られなければかんしゃくを起す子供たちによって、それもかなわなくなってきています。

インターネットやゲームの中毒を専門とする精神分析医のマイク・フレーザー氏は、数年ほど前から、「画面を見る時間が長すぎる」という電話相談が増えていることに気付いているそうです。「ノートパソコン、タブレット、スマートフォン、ビデオゲーム装置などによって、仕事場や学校で、生産的な時間を失っている人がますます増えています」とフレーザー氏は述べます。「両親や他の家族などと口論になる人もいます。最悪の場合、画面のスイッチを切られたり、画面を取り上げられたりすると、身体的な攻撃行動をとることさえあります」

家族の健康のために、「休暇中のデジタル・デトックス」について話し合ってみましょう。デジタルを一切断ち切るというよりは、自分と家族をより健康的な状態に導くことが目標です。以下に示すヒントを試してみてください。休暇で疲れてしまってもっと休暇が必要になるような状況にサヨナラし、リラックスして元気を取り戻すことができるでしょう。

デトックスは家族全員の目標にする:子供たちやパートナーにデジタルデトックスを突然命じるようなやり方はうまく行きません。よく話し合ってみましょう。休暇の時間は皆で過ごすものなので、全員が参加していると感じられるようにすべきです。出発前に時間をとって、今度の休暇の一部としてデジタル・デトックスが必要である理由を説明しましょう。ひとりひとりの意見を聞き、妥協点を見つけましょう。すべての装置を家に置いていかなければならないということではありませんが、画面の前で過ごす時間と場所に制限を設けましょう。

全員が参加する活動的な行動をプランニングする:海岸に行くのであれ、森のなかのキャビンに行くのであれ、活動的な計画をたてましょう。家族でサーフィンのレッスンを受けたり、地元のふれあい動物園に行ったりすれば、夕食のときの話題が弾むことは間違いありません。さらに、身体を動かすことで夜ぐっすり眠れるという利点もあります。

接続制限のあるホテルや滞在場所を選ぶ:リゾートやホテルのなかには、Wi-Fiがロビーでしか提供されていない施設や、接続が制限される領域を設置しているところがあります。事前調査をして、そういう場所を滞在先として予約しましょう。さらに一歩進んで、バッファローが歩き回る米国の国立公園に向かえば、「圏外」表示となって、切断する以外の選択肢はなくなるでしょう。

家族の写真を撮るためにスマートフォンを持っていくのでまだ安心できない、という人は、機内モードに切り替えましょう。そうすれば、着信メールやソーシャルメディアの更新で鳴り続ける着信音に邪魔されることもなくなります。

[Linden Schaffer(English) 日本語版:平井眞弓/ガリレオ]