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ITでパブリックスペースをもっと賑やかに!全国の公園情報が集まるスマホアプリ「PARKFUL(パークフル)」

2015年07月22日 01時15分 JST | 更新 2016年07月18日 18時12分 JST
Garry Knight/Flickr

みなさんは全国にどれくらいの数の公園があるかご存知ですか?国土交通省の発表によると、なんと全国には約10万4千箇所もの公園があるそうです。

ですが、近所にある公園であれば、散歩中に見かけたりして把握できていても、普段あまり行かないような場所の公園についてはほとんど知らないですよね。

私たちは、全国にある公園のほとんどを知らないまま過ごしているんです。もうちょっと公園について知ることができたら、また違った景色が開けるかもしれません。

公園情報アプリ「PARKFUL(パークフル)」

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公園にあるベンチ・遊具などを作っている「コトブキ」という会社の子会社、「コトラボ」が開発しているのは、こんな状況を変えようというアプリ。

コトラボは、全国約8万件以上の公園を掲載した公園情報アプリ「PARKFUL(パークフル)」を開発しています。

「PARKFUL(パークフル)」は、コトラボがピックアップした全国各地の公園情報が掲載されています。マップ表示機能が搭載されているため、近くの公園を見つけることができます。

さらに、ユーザーが公園情報を投稿できる機能やタイムライン機能があるため、公園が今どんな状態になっているのかという情報もゲットすることができるようになっています。

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パブリックスペースを賑やかにしたい

「公園」というパブリックスペースをどうしていくべきか、という議論は様々なところでなされています。このアプリを開発しているコトラボは、アプリを通じてどのような価値を提供していきたいと考えているのでしょうか。アプリを開発した背景について、コトラボの梅村夏子さんに簡単にコメントをいただきました。

マチノコト:「コトラボ」という会社について教えてください。

梅村さん「私たちは、コトブキグループ全体として「パブリックスペースを賑やかにすることで、人々を幸せにする」という理念を掲げています。コトラボはグループ内でITサービスを開発する役割を担っています。」

マチノコト:「PARKFUL(パークフル)」はどういったことを目指して開発されたのでしょうか?

梅村さん「私たちが開発している「PARKFUL(パークフル)」が扱っている「公園」においては、「コミュニティ」がひとつのキーワードです。ただし、「コミュニティへの参加」というのを意識して公園に行くのではなく、あくまでその目的は"遊ぶ"であったり"憩い"であって良いと考えています。そのために公園をより身近で楽しいものにしていくのがPARKFULの役目です。」

マチノコト:ユーザーにはどのようにアプリを使ってほしいですか?

梅村さん「アプリは公園へ行くきっかけ作りとして使っていただければと思います。PARKFULはその時その場所によって得られる情報が変わります。ふとした時に何気なく開いてもらえるアプリになれたらと思います。

タイムラインでは、いつもの公園もさまざまな人の体験・視点を通して見ることができるようになり、行く先々で近くの公園の情報が飛び込んできます。また私たちからも、いろんな視点・切り口で公園を紹介していきます。公園を通じて、さまざまな地域を知ること、公園の多様性や可能性を感じてもらうことで、公園というものを今よりもっと身近な「自分事」として感じていただくようになれば嬉しいです」

マチノコト:アプリにはユーザー同士のコミュニケーション機能は設けない?

梅村さん「PARKFULアプリの中では、公園をフォローするという機能(お気に入り)はありますが、ユーザー同士のフォロー、コミュニケーション機能は設けていません。それは、そういった機能は本来公園がもっているもの、PARKFULを使って公園に行っていただくことができれば、結果的に地域や人とつながることになると考えているからです。」

マチノコト:コトラボでは「公園」を市民にとって、どのような存在にしていきたいですか?

梅村さん「居住地域に合わせて整備されている大小の都市公園、街区公園と総合公園ではその役割・使われ方も当然異なります。ただ、どの公園も、誰もが利用できる空間、多様性を受け入れる器であることは共通しています。直接的な交流が生まれなくても、同じ場を共有することは、コミュニティへの参加・地域への参加に値します。公園は、人と人をつなぐ場であり、市民にとってコミュニティとの接点であって欲しいと思います」

「公園の情報発信が、地域の魅力の発信にも繋がり、ひいては日本全体を公園から賑やかにする。そんな役割を担っていきたいと考えています。」と語る梅村さん。コトラボが日本の公園事情に対して、どうアプローとしていくのか、楽しみですね。

マチノコトでは、これまでに新しい公共空間の使い方を紹介する「公共R不動産」や、都市の公園にアウトドアライブラリーを作ろうという神戸の社会実験「Urban Picnic」、子どもとの外出をサポートしてくれるアプリ「comolib(コモリブ)」など、様々な事例を紹介してきました。

「公共空間」、「公園」、「アプリ」、どれもまだまだ多くの可能性を秘めている分野。新しいアプローチの登場が楽しみです。

(2015年6月29日の「マチノコト」より転載)