日本企業で活用できる3つの外資系的仕事の作法

2015年04月19日 22時22分 JST | 更新 2015年06月12日 01時58分 JST
 

「三つ子の魂百まで」と言いますが、社会人人生においても最初の3年で身に付けたことが、ビジネスパーソンとしての基礎となり、その後のキャリアに大きく影響を与えることとなります。

ですから、若手のビジネスパーソンの皆さんには、常にそれを心して努力を惜しまないで欲しいですし、若手を育成する立場の皆さんには、そういう意識で人材育成に取り組んで欲しいと思っています。 

身に付けて欲しいことは、たくさんありますが、私自身が前職のP&Gで身に付けていたおかげで、現職のソフトバンクで活躍の機会を与えられたと感じる、"洋才"的仕事の作法は次の3つです。 

(1) 会議や研修では必ず発言する

「発言しないなら、会議に参加しなくていい」

 

P&Gでは、新入社員であっても、会議に出席するなら議論に参加することを求められていました。つまり、発言という形で会議に貢献しないなら、出席しても意味がない、ということです。コメントでも質問でも何でもいいのですが、何も発言しないと、後で必ず上長に怒られます。それくらい徹底していました。もちろん私も怒られたことがあります。

発言しなきゃ、と思って議論を聞くと、集中力が増し、より内容が理解でき、それが、有意義なコメントや質問に繋がり、議論の内容がより濃くなります。研修でも同じことが言えますが、何かコメントしよう、質問しよう、という心構えで受講するのとしないのとでは、内容の理解度に差が出ると思います。 

(2) 強みを伸ばす

「●●と言えば、Aさん」と言われる存在になる。

オールラウンドの商品と、エッジの効いた商品、どちらの方がマーケティングしやすいですか? 後者ですよね? それと同じですが、優等生よりも、何か一点に飛び抜けた人材の方が価値を認められる傾向にあると思います。組織はパズルですので、凸凹がある人達で、1枚の素晴らしい絵を完成すればいいのです。この分野では、このスキルでは誰にも負けない。そんな人材になれば、より大きな絵の重要なピースとなることは間違いありません。 

(3) 執念を持って仕事をする

会社にとって正しいことは何か? 自分が社長だったらどうするか? 現場を一番よくわかっているのは、あなた自身。上司に言われたからではなく、あなた自身が考え抜いた上で、こうするべきだ、と思うことを、例え上司と意見が違ったとしても、執念を持って提言する。

私は、P&Gでこれら3つの作法を身に付けていたので、転職後ソフトバンクで活躍の機会を与えられたと感じています。会議の直前に呼ばれ、孫社長見たさに参加した端末戦略会議で、リサーチという自分の強みを軸に、自分が社長だったらどうするかという視点で、積極的に意見を述べました。会議終了後、会議主催者に社長から電話があったそうです。「あのよくしゃべる女性、次も連れて来て」と(笑)。

自分の意見を率直に社長に伝える社員は少ないようです。しかも女性で。確かに、日本企業では、かなり珍しい人材かもしれませんね。

GAISHIKEI LEADERSは、外資系企業での仕事等を通じて日々グローバル社会とかかわってきたメンバーが、自らの『和魂洋才』を一層磨き上げ、社内外で活用し、グローバル社会と調和した、開かれた元気な日本の未来を実現することを目指し、設立されたコミュニティ・プロジェクトです。『和魂洋才』の梁山泊となり、日本社会・日本企業の多様性の欠如や視野狭窄、長期停滞等の課題に対して、新たな視点での解決策を提案し、政治・経済・教育の各分野から日本社会に変革を起こしていくことをゴールとして活動を展開しています。

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