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コンタクト管理のFullContactがConspireとProfoundis Labsを買収

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M&A Online編集長の田口です。今回はコンタクト管理のベンチャー企業FullContactがConspireとProfoundis Labsを買収した記事をピックアップしました。TransCap代表で米シリコンバレー在住のコンサルタント坂崎昌平氏がレポートします。(田口 雅典)


コンタクト管理のFullContactがConspireとProfoundis Labsを買収

FullContactは、2010年にコロラド州デンバーで設立された、コンタクト管理プラットフォームのベンチャー企業です。個人や企業向けに分散しがちな連絡先データを統合して活用するためのアプリやAPIを提供しています。今月初めに地元ベンチャーキャピタルのFoundry Group他から$25Mの資金を調達しました(設立以来の累計額は$49M、従業員数は現在100名強)。全体で400億件を超えるコンタクト情報を管理しています。

Conspireは、FullContactと同じくデンバーで設立されたスタートアップで、ビジネスネットワークを広げるためのツールを開発しています。Techstars(アクセレレータ)入居企業で、設立から4年で$4Mを調達しました。

電子メールのやりとりを解析してグラフ化し、どのような経路の紹介が効果的かを示します。リンクトイン(Linkedin、ビジネスSNS)のつながり可視化に似ていますが、現時点での関係の深さを反映できるそうです。

Profoundis Labsはインドのケーララ州コーチの会社で、Vibeという個人情報検索ツールを提供しています。電子メールのアドレスからSNSのプロファイルなどを収集してバックグラウンド情報を要約します。現在のユーザ数は、10万人、200社だそうです。やはり設立から4年ですが、70名の従業員がFullContactに合流、CEOはデータ戦略の責任者に就任する予定です。

クラウド連絡帳からスタートしたFullContactは、これまでもCobook(連絡帳アプリ)、nGame(SNSデータのCRMへの取り込みツール)を買収しています。

名刺、SNS、電子メール、携帯の連絡先データを一元管理して、PC、Mac、スマホなど多様なデバイスからアクセスできますが、上記の買収のように、コンタクト情報にさまざまな情報を付加したり、全体のデータを解析して活用する機能を強化しています。

FullContactは、企業向けに社内コンタクト情報の共有管理、開発者向けにコンタクト管理機能のAPIも提供しています。正確な連絡先データは営業活動の起点となるため、セールスフォース(Salesforce)やハブスポット(HubSpot)など、クラウドCRMやB2Bマーケティング自動化ソリューションとの連携も進んでいます。FullContactは、この分野の有力企業による買収対象としても考えられますし、競合となりつつあるリンクトインが買収に動く可能性もありそうです。


M&A Online
より転載