私はママであり、ステップママ(継母)です。数年前の私にいま伝えたいこと。

片方が自分にとっては個人的には難問でした。どちらか分かりますか?
MICHELLE ZUNTER

私はママであり、ステップママ(継母)です。これらは一、二を争う困難な仕事であり、時として世界で最も報われない仕事だということも私は分かっています。でも、片方が自分にとっては個人的には難問でした。どちらか分かりますか?

そう、ステップママの方です。

ステップママとして最初の数年間、あまりに頑張りすぎて、失敗したと感じるたびに自分を責め、最終的には何度も自分の限界に達していました。

この最初の数年間、私はまさにステップママ業に徹していました。

それはとても難しく、耐えがたいものでした。

夏休みや冬休みはつらく、自分の赤ちゃんが生まれてからは特にでした。新生児を連れて、継子の学校のお迎えや行事参加はやりくりがいつも大変でした。ママを必要とする子どもの思いを満たしながら、自身の子どもの新米ママも演じて、学校に姿を見せたり行事に出席したりして、努力して振り回されました。

しかし、私は何度も何度も仕事をやり遂げたのです。

子どもの世話に専念するために仕事を辞めて、夫が勤務時間を増やすと、私は自分がひとりで島に取り残されたように感じ始めました。

実際、小さな子どものステップママになることの孤独は、睡眠不足や授乳と格闘する新米ママになることよりつらかったのです。

そのころはステップママをやめたいと何度も思いました。憤慨(人が抱けるこれ以上ない醜い感情)していました。感情を抑えられなくならないように、忍耐に忍耐を重ねていました。

でも、自制心を失うことはありませんでした。少なくともだれかの前では。

そして、正気を保てたのにはそれ相応の理由がありました。いつか将来、このすべての献身とやりくりが報われる日が来ることが心の中では分かっていたからです。

そしてその日が来ました。

あれから7年。目の前には、自分がまいた愛情、時間、努力の種が、継子との本当に素晴らしい関係として花を咲かせています。

私たちの関係は、決して完璧ではないですが健全な方向に育っていると信じています。逃げ出したい気持ちを我慢して時間をかけて必死に育んできたものだからです。

私は極めて献身的で、熱烈で、親身になって関わってきたステップママです。

ママとしてもそうしてきましたし、人としてもそうです。それが私なのです。

自分は熱烈なステップママにならずにはいられません。それが私の気質なのです。

ステップママとして家族全員のために全力を尽くしていた数年間に、私は休みを取るべきだったのでしょうか?

そうですね。

もっと手伝ってもらうべきだったでしょうか?

もちろんです。

でも言ってみれば、ステップママの役割を引き受けるような女性は何か理由があってお呼びがかかったのです。最初は理由も分からないかもしれません。でも、答えはいずれ分かるでしょう。

ステップママとしての役割を演じているときに生じた問題を通じて、自分の想像を超えたことまで学ぶことができました。

壁を叩いて辞めたいと思う度に自分を奮い立たせ、継子にとって生産的で、健全な、問題の回避方法を新たに学ぶのです。もうこれからは自分一人ではないことを自分の子どもに教えてもらうように、継子も持つことでも同じです。それが非常に近い関係であればなおさらです。

善人だって良いステップママになろうと悪戦苦闘します。それには生まれながらには対処法を知り得ない課題や精神力学がついてまわります。

良いステップママは作られるものではなく、時間をかけて形成されるものです。その役割の辛苦、人知れず流した涙、そして試行錯誤から学んだ教訓によって形成されるのです。

熱烈なステップママは私たち全員の中に生きています。間違いも犯します。

口に出せない場合も多い強い意見もあります。叫びたくても口をつぐんだまま。他人にはできないかもしれない犠牲を払います。いろんなかたちの愛し方を学びます。そして与えます。

自分が産んでいない子どもが、ちゃんと笑って、素晴らしい思い出を作って、そして何よりも愛されていると感じるように、自分の心、魂、そして人生を捧げるのです。

ハフポストUS版に掲載されたものを翻訳・編集しました。

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