職場で最も不快とされる話題は『偏見に基づく会話』

上司との会話はもちろん、同僚や後輩とのコミュニケーションの中で、どのような話題がもっとも不快に感じるのか。

普段何気なく交わされるオフィスの中の会話。閉ざされた空間でされる日常的な会話も、話題によって不快に感じる方は多いのではないでしょうか?

上司との会話はもちろん、同僚や後輩とのコミュニケーションの中で、どのような話題がもっとも不快に感じるのか。オフィス勤務の方は参考にすべき「職場で不快に感じる話題ランキング」を公開。心当たりのある方はこの機会に改めてみてはいかがでしょう。

職場で最も不快とされる話題は『偏見に基づく会話』

今回対象となった男性/女性(515名)それぞれに行った調査によると、男女ともに『偏見に基づく会話(性別・外見・趣味)など』が1位に浮上。ビジネスの場における「多様性を尊重する考え方=ダイバーシティ」に対する意識の向上が少なからず影響しているようです。

『性的な話題』=セクハラに対する意識は20%以上の格差という現実

また、「セクハラ」に結びつく可能性の高い『性的な話題』が女性の2位・男性の4位に挙がっています。しかし、男女差が20%以上も開いていることから、男性と女性が感じる「セクハラに対する意識の格差」が気になる結果となっています

男性にとっては"何気なく話題にする会話"であっても、女性にとっては嫌悪感を抱く話題であることが多いことが分かります。

また、このアンケートは複数回答が可能なものでしたが、女性の方が多く複数回答をしていることから「女性の方が社内での会話を気にする」傾向にあることも読み取れます。その背景には、これまで男性主流で成り立ってきた職場の慣習に対する女性の不満があるからなのでしょうか。

男性が社内でする雑談の代表『野球やサッカーの話題』を不快に思う女性が10.9%いる結果も、そういった現実を映し出しているのかもしれません。

多様性が求められる今どのような会話をすべきなのか

男性、女性といった性別や外見にとらわれることのない社会へと変化してきている今、これまで何十年と続いてきた会社の"当たり前"というものが不快とされるようになってきました。

「◯◯さんてこうだよね」「◯◯さんは女性だからこれが好きでしょ?」「男性らしく◯◯しなさい」などといった、"決めつけ"によるコミュニケーションは今後どんどん排除されていく可能性が高いでしょう。では、多様性が求められるなか職場では一体どのような話題が好まれるのでしょうか?

そう思った方は、ぜひ今回の調査結果をふまえ、社内に議題を持ち込んでみてはいかがでしょう。社内のコミュニケーションの一貫として、『好ましい話題』とはどういったものなのか?ディスカッションしてみることで、より働きやすい職場環境をつくることができるかもしれません。そんな職場環境の改善ツールとして今回の調査をみていただければ幸いです。

【調査概要】

調査名:有職者に向けた仕事に関する調査

調査方法:インターネットアンケート調査

調査期間:2017年5月26日〜5月29日

調査対象:過去3年以内に転職経験のある関東在住の有職者515名(複数回答可)

(マクロミルで実施)

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