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「私を野球場に連れてって」メジャーリーグと出会い系サイトがコラボ

2014年06月14日 01時33分 JST | 更新 2014年08月12日 18時12分 JST

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最近、米メジャーリーグの公式サイトであるMLB.com、及びメジャーリーグ30球団の各公式サイトに、見慣れないバナー広告が掲載されています。

「ソウルメイトと出会うために、シングル(独身)のベースボールファンとつながるよりも良い方法があるかい?」。今シーズン開幕前の3月、MLBが世界最大のデーティング・サイト(出会い系サイト)であるMatch.comとMLBがパートナーシップを結び、特定のチームを応援しているデート相手を探すことができるサービスをはじめたのです。

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SINGLES powered by match.com

Match.comは、日本を含む世界35ヶ国、18言語以上で展開されている世界最大級のデーティング・サイト。日本では出会い系サイトというと未だにあまり良いイメージがないですが、アメリカをはじめ欧米諸国では恋人・結婚相手を見つける方法としてデーティング・サイトはかなり浸透しています。ある調査によると現在、アメリカでは結婚の3分の1はオンラインでの出会いからだそうです。

米Yahoo!Sportsの記事「MLB partners with dating site Match.com in hopes of boosting ticket sales」によると、カナダを本拠地とするトロント・ブルージェイズを除く29球団がこのパートナーシップに参画しているとのこと。ブルージェイズだけが提携していない理由について、上記の記事では「カナダ政府が運営するデーティング・サイトでもあるのだろうか?」などと書かれていますが、わかりません。

デーティング・サイト先進国アメリカでは、より精度の高いマッチングを行うためのアルゴリズム開発が進んでいます。たとえば、やはり世界最大級のデーティング・サイトであるeHarmonyの創業者Neil Clark Warren氏は、臨床心理学者および結婚カウンセラーとして35年以上に渡り活動してきた人物であり、独自に開発した相性診断モデルでマッチングシステムを最適化しています。eHarmony公式サイトによると、アメリカでは1日平均438人以上の人がeHarmonyで知り合った人と結婚しているそうです。

臨床心理学に基づく(?)高度なマッチングシステムに比べると、贔屓のメジャーリーグ球団を基に男女をマッチングするというのは幾分単純にも思えますが、とはいえお互いに野球が好き、しかも同じチームのファンとなると、それだけで親近感が湧くことは間違いありません。とりあえず話題には困らないでしょうし、何より最初のデートで行く場所に迷わない(笑)。オークランド・アスレチックスの公式サイトは、アメリカの全ボールパークで7回表終了後に観客全員が立ち上がって歌う「Take me out to the ball game(私を野球場に連れてって)」にちなんで「Take them out to the Athletics game(アスレチックスのゲームに連れて行こう)」と謳っています。

APの記事「MLB TEAMS WITH MATCH.COM FOR CLUB SINGLES PAGES」によると、Match.comの代表Amarnath Thombre氏曰く、ニューヨーク・ヤンキースのファンであることを明記している会員がよく尋ねる最初の質問は「(ヤンキースのライバル球団である)レッドソックスが嫌いな人はいるかい?」だそうです。MLBへのリップサービスかもしれませんが、そうだとしたら面白い!MLBの狙いはもちろん、デート利用によるチケットセールスの増加。上述したYahoo!Sportsの記事は「最終的にカップルが子供を産めば、チケットセールスはもっと伸びるしね」と締め括っています(笑)。

MLBのボールパークでは、たくさんの若いカップルがリラックスして野球観戦を楽しんでいます。場内エンターテイメントが華やかなことに加えて、とにかく雰囲気が良いんですよね。野球に興味がない女性でもデートに誘いたくなるような場所です。

MLBファンの方は是非、Match.comで素敵なパートナーを見つけて(笑)本場のボールパークデートを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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(2014年6月1日「Splash Hits」より転載)

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