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早期がんの検出に役立つエキソソーム

2015年07月12日 01時18分 JST | 更新 2016年07月09日 18時12分 JST

ほとんどの細胞は、細胞外小胞(エキソソーム)を放出する。

エキソソームは、タンパク質や核酸とそれらを包むリン脂質二重層でできている。がん細胞由来のエキソソームは、がん患者の血中から単離でき、腫瘍由来の物質を含んでいる。

今回R Kalluriたちは、膵臓がんの患者やマウスモデルにおいて、グリピカン1を含むエキソソームが早期膵臓がんのバイオマーカーになることを突き止めた。今回の知見によって、膵臓がんの早期診断のための非侵襲的検査が可能になるかもしれない。

Nature 523, 7559

2015年7月9日

原著論文:

Glypican-1 identifies cancer exosomes and detects early pancreatic cancer

doi:10.1038/nature14581

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