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高精度の遺伝子編集

2016年02月12日 01時51分 JST | 更新 2017年02月10日 19時12分 JST

現在、遺伝子編集に広く使われているCRISPR-Cas9ヌクレアーゼは、容易にカスタマイズすることができるが、オンターゲット部位と似た塩基配列で、ゲノム全域にわたり大規模なオフターゲット変異を起こす可能性もある。今回K Joungたちは、化膿性連鎖球菌(Streptococcus pyogenes)由来の高忠実度Cas9バリアントについて報告している。この酵素は野生型酵素と同等のオンターゲット活性を示すが、ゲノム規模の二本鎖切断捕捉(break capture)法と標的塩基配列解読法でオフターゲット変異は検出されなかった。

Nature529, 7587

2016年1月28日

原著論文:

High-fidelity CRISPR-Cas9 nucleases with no detectable genome-wide off-target effects

doi:10.1038/nature16526

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