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植物プランクトンの眼

2015年07月12日 01時41分 JST | 更新 2016年07月09日 18時12分 JST

渦鞭毛藻類ワルノヴィア科に属する単細胞性植物プランクトンは、原生生物界で見られる驚くべき多様性の代表例である。これらの生物は、単一細胞の中に、眼の角膜やレンズ、網膜に似た構造を備えた複雑な「ocelloid(単眼型眼点)」を持っている。

今回G Gavelisたちは、日本沖およびカナダ沖の海水から単離した渦鞭毛藻類のErythropsidinium属、Warnowia属、Nematodinium属の各1種において、単一細胞小器官ゲノム解析法を用い、ocelloidの進化的起源を調べた。その結果、ocelloidは既存の全く起源の異なる複数の細胞小器官から作られることが明らかになった。角膜はミトコンドリア由来であり、網膜構造は、二次的な内部共生を起源とする色素体の網状ネットワークでできている。

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ocelloidの成り立ち。角膜に似た構造("cornea")はミトコンドリア(mitochondria)に、網膜構造(retinal body)は色素体(plastid)に由来する。

Credit: Greg Gavelis

Nature 523, 7559

2015年7月9日

原著論文:

Eye-like ocelloids are built from different endosymbiotically acquired components

doi:10.1038/nature14593

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