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PINK1の構造

このような変異のいくつかはユビキチンの結合を破壊するものである。

2017年12月15日 18時15分 JST | 更新 2017年12月15日 18時15分 JST
Getty Images/iStockphoto
Mitochondria

キナーゼであるPINK1は、主に以下の2つの理由によってよく知られている。まず生物レベルでは、PINK1の変異は常染色体劣性(潜性)若年性パーキンソン病(AR-JP)と結び付けられている。

また細胞レベルでは、PINK1はユビキチンと、ユビキチンの結合相手である酵素パーキンのユビキチン様ドメインの両方をリン酸化してマイトファジーを誘導する。

マイトファジーは、機能不全となったミトコンドリアを細胞から取り除く過程である。D Komanderたちは今回、コロモジラミのPINK1とユビキチンが作る複合体の構造を、ナノボディを基盤とする安定化手法を使って初めて明らかにした。

この構造から、PINK1とユビキチンの相互作用、従ってPINK1の作用機構に加えて、AR-JPに関連した変異についても分子レベルでの手掛かりが得られた。このような変異のいくつかはユビキチンの結合を破壊するものである。

Nature552, 7683

原著論文: Structure of PINK1 in complex with its substrate ubiquitin

doi:10.1038/nature24645

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