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巨大惑星形成の集積モデル

2015年08月30日 23時33分 JST | 更新 2017年12月25日 21時07分 JST

巨大ガス惑星の固体コア形成に関する「小石集積」モデルでは、センチメートルからメートルの大きさの天体(小石)が空力抵抗によって集まった後、重力によって合体して100~1000 kmの天体を形成し、その後こうした「微惑星」が、残った小石を効率的に集積してわずか数千年でコアを形成したとされている。しかし、こうしたモデルでは、数個の大きな惑星コアが作られるのではなく、数百個の地球質量の天体集団が作られることが複数のシミュレーションによって示されている。今回H Levisonたちは、この問題を解決する結果を提示している。彼らは、小石が十分にゆっくりと形成されるなら、微惑星間の重力相互作用によって1~4個のガス惑星が生まれ、観測される太陽系の構造と一致することを示した。

Nature524, 7565

2015年8月20日

原著論文:

Growing the gas-giant planets by the gradual accumulation of pebbles

doi: 10.1038/nature14675

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