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岐阜の猫カフェで始まる、ビジネスと猫保護活動の素敵な関係

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オープンから約3週間で、すでに10匹の保護猫に、里親が決まったそうです。

岐阜県岐阜市で、2014年2月2日にオープンした猫カフェ「Neco Republic」(地図はこちら)。ここはボランティアや寄付に頼らず、地域の保護猫団体と協力して、里親を見つける活動を続けるのと同時に、スタッフを社員として雇用して、ビジネスとして「自走」できることを目指す「自走型保護猫カフェ」をコンセプトに、運営されています。

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JR・名鉄岐阜駅からバスで約20分。ショッピングモール「マーサ21」の、すぐ前。受付には、猫と人との共和国「Neco Republic」の憲法とパスポートが。来店回数や購入金額、寄付金額、里親として引き取った猫の数に応じた「爵位」が設定され、スタンプカードになっているパスポートに、各爵位のスタンプが押されます。

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取材に訪れたのは、平日の夕方。3組の男女が、思い思いに猫と戯れていました。土休日になると、岐阜県はもとより、名古屋からもお客さんが来店し、来店者数は100人以上にもなるそうです。猫と密に触れ合うなら平日が穴場ですね。一番人気のメニューは「猫タイムとドリンクセット」。お好きなドリンクと、30分の猫タイムがセットになっています。猫タイムの延長は、15分単位。

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「猫と一緒に、何をするわけでもないけれど、それなのに猫に癒やされるのがいいですね」。雄猫を飼っているという男性からはそんなコメントが。その男性と一緒に猫と戯れていた女性も「絶対、また来ます!」と、猫に首ったけのようでした。猫と触れ合えるスペースでは、来店者さん同士での会話はないものの、猫に語りかけたり、猫と遊んだりするうちに、自然と猫を通じてコミュニケーションが取れているような、なんともホンワカとした空気の漂う時間が流れます。まさに猫が発する何かによって生じる、癒やしの猫時空。

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Neco Republicを運営しているのは、株式会社アリス開運堂の河瀬麻花さん(写真左から2人目)。創業90年を超えるパン屋さんで、ベーグルショップ「エルクアトロギャッツのほか、ベーグルカフェも出店。猫カフェ経営を手がけるのは、今回が初めての試み。

当初は、1カ月に1匹でも、里親が決まってくれればいい、と考えていたという河瀬さん。オープンするやいなや、次々と里親希望の連絡が入り、取材日の時点で10匹の里親が決まったとのこと。Facebookページでは、新しい住み処へ巣立っていったお知らせが日々アップされています。

Neko Republicで保護されている猫たちは、生後7カ月〜4歳。提携関係にある、岐阜県大垣市を中心に猫の里親募集の活動や、TNR活動を行う「岐阜猫を救う会」から預かった猫さんで、生後半年未満の子猫は、里親希望者が多いため、里親に巡り会うチャンスの少ない成長した猫を優先的に、Neco Republicでは預かるようにしているのです。

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河瀬さんは、次のように語ってくれました。

「Neco Republicを通じて、猫カフェへ来店して、猫と遊ぶだけでも、『猫の殺処分や野良猫を減らすための、ちょっとした社会貢献』に繋がると、知ってもらえるようになって欲しいですね。ボランティアへの参加や、寄付以外の選択肢があると、継続的に協力しやすくなり、不幸な猫を救う力を大きなものにできるのではないかと思います。スタッフにも社員として働いてもらい、その上で、会社として、ビジネスとして継続できる事例になるようにと考えています。将来は、猫の保護と猫カフェ経営を継続できる仕組みづくりを元に、複数店舗を運営したり、フレンドリーチェーンとしてノウハウを他の方へ提供することができたらいいと思っています。」

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全国各地で、NPOや個人による猫の保護活動は行われていますが、一部の方の多大な負担によって活動が成り立っているケースが多いとも言われています。人間によって不幸になる猫を減らすことと、猫を通じて幸せになる人を増やすことを、車の両輪のように一対にして考える「自走型保護猫カフェ」のコンセプト。継続は力なり、とよく言いますが、無理なく継続できる猫の保護活動のあり方として、広がっていくことを、猫ジャーナルとしても願っております。次にお店にくる猫さんたちにも、早く新しいお家が見つかりますよーに。

Neco Republicの所在地、営業時間等は、下記の公式Facebookページからご覧ください。

Neco Republic/Facebook Page]

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  • (2014年3月2日「猫ジャーナル」より転載)

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