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自分を助けてくれるのは、あまり読まれていないし翻訳もされていない遠くの文学作品かもしれない━━。アカデミズムの名門、コレージュ・ド・フランスの教授と、小説家の平野啓一郎さんが、文学のこれからについて語り合った。
【加藤藍子のコレを推したい、第14回】作家・辻村深月の短編集『嚙みあわない会話と、ある過去について』。コロナ禍で人と人との距離が遠のいて、「心がある」という当たり前の事実が、見過ごされやすくなっている気がする。
本名は瀬戸内晴美さん。現代を生きる多様な女性の姿を描き、多数の文学賞を獲得し人気作家に。原発問題など社会問題についても発信していた。
『彼岸花が咲く島』で芥川賞を受賞した李琴峰さん。「個人と社会はつながっていて、自分が感じている息苦しさの多くは社会や政治から与えられている」と語る李さんに、言語や国籍など「真ん中」に立つからこそ感じてきた違和感について聞いた。
苦難の当事者だけではなく、支援者にスポットを当てた小説『彼女たちの部屋』。レティシア・コロンバニさんが作品に込めた想いとは。
「韓国文学のいま」を、小説『82年生まれ、キム・ジヨン』を翻訳した斎藤真理子さんが伝えます。
キム・ドヨン監督は、映画の主人公と同じく、出産や育児でキャリアを断った「経歴断絶女性」だったという。
近年、必ずしも「オタク」という自意識を持たない人たちの間にも浸透しつつある、「推しを推す」という感情。
芥川賞は高山羽根子さんの「首里の馬」(新潮3月号)と遠野遥さんの「破局」(文芸夏季号)に決まった。
セクシュアル・マイノリティの小説をなぜ、いかに書くか?