chechen

ロシア軍の劣勢を受けて、チェチェン共和国のカディロフ首長は「国境地帯での戒厳令の発令や低出力の核兵器の使用まで、より抜本的な対策を講じるべきだ」と訴えているが……。
ウクライナ侵攻とほぼ時を同じくして公開が始まった映画『チェチェンへようこそーゲイの粛清ー』を観た。チェチェンでは同性愛は「恥辱」と捉えられており、特に2017年から凄まじい迫害と弾圧に晒されているというのだ。
ロシア連邦の一角、チェチェン共和国では国家主導の「ゲイ狩り」で性的マイノリティが命の危険に晒されている━━。このドキュメンタリーが見せる現実はあまりにも過酷だが、現実の、人道に対する罪が収められた貴重な作品だ。