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東日本大震災では、地域の祭りや芸能が存続の危機にさらされる一方、支援が広がり復活を遂げた事例がいくつも生まれた。無形民俗文化財が被災するとはどういうことか。現地でフィールドワークを重ねた人類学者に聞いた。
「固有の文化まで切り捨てないで」。そう訴える投稿に、大きな共感が広がった。地震で甚大な被害を受けた能登半島では、地域のシンボルとして数多くの祭りが受け継がれてきた。
所々黒ずみ、こけむした埴輪や2メートルもある縄文土偶が立ち並ぶ様子は、私たちを異世界に迷い込んでしまったような気持ちにしてくれる。
もともと「琉球王朝祭り首里」で旗頭を行う予定だったが、火災で祭りは中止になっていた。