阪急阪神ホテルズ

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『グローバル化のもとで日本的ギロンはどこまで有効なのか』第9回:閑話(2)『食品虚偽表示』の社会現象化を考える

2013年10月22日に阪急阪神ホテルズが、傘下のホテルなどのレストラン23店舗で、47品目に関してメニューと異なる食品表示を行っていたことを発表し、それを、マスコミは「食材誤表示で8万人が被害」と刺激的に報じた。
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食品偽装、海外と日本の報道に温度差 「味の違いに気づいた人、ほぼいない」

全国のホテルや百貨店で、食材の「誤表示」が相次いで発覚している。阪急阪神ホテルズに端を発したこの問題は、東急ホテルズや高島屋などへ拡大。7日には、「ホテルオークラ」までも、グループの13ホテルのレストランなどで、メニュー表示と異なる食材を使っていたと発表した。

阪急阪神ホテルズ問題、「自爆」を招いた会社側の「無神経」

それを、一般的な食料品の製造・販売をめぐる問題のようにとらえ、「大企業のコンプライアンスの論理」で画一的に取扱い「表示と異なる食材の使用」として事実を公表し、代金を返金する措置をとった。そのような阪急阪神ホテルズという企業のコンプライアンスの「無神経さ」が、危機を拡大させた最大の原因と言えるのではなかろうか。

あ~あ、火に油を注いでしまった阪急阪神ホテルズの社長記者会見

阪急阪神ホテルズの出崎社長が記者会見で、謝罪する誠意や、真摯な反省の気持ちを伝えることに完全に失敗し、「誤表示」にこだわる説明ばかりが報道でクローズアップされてしまいました。少なくとも報道された映像を見る限り、出崎社長からは、顧客に対して謝罪する気持ち、真摯な反省の思いがみたいなもの感じられず、慎重に言葉を選んで説明する事務的な態度を感じてしまいます。