高齢化社会

Kaori Sasagawa

社会のニューヒーローは高知にいた――映画『0.5ミリ』安藤桃子監督に聞く"高齢化社会の未来"

「おしかけヘルパー」と“ワケありクセあり”高齢者との交流を描いた、安藤サクラ主演の映画『0.5ミリ』が11月8日、有楽町スバル座他で公開された。脚本・監督を手がけたのは、安藤サクラの実姉・安藤桃子さん。社会の居場所をなくした高齢者にスポットをあてた本作は、8年におよぶ祖母の介護が原体験となって誕生したという。
Yukiko Yamane via Getty Images

50兆円の資産が放置されている「空家」の実態

増加する空家日本にある住宅の13.5%には普段誰も住んでおらず、空家は2013年には820万戸にも上る(総務省統計局「2013年住宅・土地統計調査」)。日本人が金持ちになって、別荘や残業で遅くなった時に寝泊まりするためのセカンドハウスを持つようになったということも多少は寄与しているが、こうした二次的住宅は40万戸程度で、空家の5%を占めるに過ぎない。820万戸のほとんどは、借り手が見つからない賃貸用住宅や、使うあてのない文字通りの空家だ。
 

超高齢化社会を救うリハビリ医・酒向正春のチーム医療論とは?

東京・二子玉川にある世田谷記念病院の酒向正春先生は、40歳を過ぎて脳神経外科医からリハビリテーション医へ転身した、異色のキャリアを持つ医師。どんなに困難なケースでもあきらめずとことんまで粘り抜くその真摯な仕事ぶりは、NHKの「プロフェッショナル 仕事の流儀」でも取り上げられ、大きな反響を呼びました。
Hill Street Studios via Getty Images

現代社会の「待つ力」 - 次世代に伝えたい「お年寄り」の"ちえ"(土堤内 昭雄)

人間社会では「お年寄り」は大切にされるのが一般的だ。これはひとが高度な学習能力を持つことで、「お年寄り」の豊富な経験や智恵が人間の生存確率を高めることにつながるからだ。つまり、身体能力が低下した「お年寄り」を大事にすることが、ひとにとって有利な選択になるのである。

長寿時代を幸せに生きるために - いつまでも続く人間の「成長・発達」 (土堤内昭雄)

最近、興味深い本を読んだ。『おとなが育つ条件~発達心理学から考える』(東京女子大学名誉教授柏木惠子著、岩波新書、2013年7月)だ。同書によると、人間の成長・発達は子どもの問題として捉えられがちだが、人間は生涯発達を続けるもので、それは子どものみならずおとなの問題でもあるという。特に、長寿化する日本社会では、今後ますますおとなの成長・発達が重要な課題になるだろう。