Nature

Bloomberg via Getty Images

小保方晴子氏を巡る報道と理研や彼女自身の対応は、日本の外から見て摩訶不思議

専門外の発言と思えるかもしれないが、社会的機会の均等の問題に実証および社会的発言で深くかかわって来たものとして、見過ごしにできない問題が、小保方晴子氏を巡る報道と、理化学研究所(以下「理研」)や彼女自身の対応にあり、これは日本の外から見て摩訶(まか)不思議に見える。
LOIC VENANCE via Getty Images

STAP問題:Natureに責任はないのか

科学誌Natureは2014年4月30日に、日本の研究不正についての編集部論説(editorial)を発表した。これによると、日本は総合科学技術会議の指示を聞き、科学者にデータの管理法を教えて、米国の真似をして研究公正局を作れとのことだ。大変不思議なのは、NatureはSTAP騒動の当事者で、こうした事態を招いた相応の責任がある(少なくとも、責任があるかどうか問われなければならない)のに、そうした可能性についての言及が全くなく、まるで他人事のようだということだ。
JIJI PRESS via Getty Images

STAP細胞と特許

STAP細胞と特許というのは、弁理士である私にとっても非常に興味深いテーマです。また、多くの方の関心も集めているようです。そこで、伊東先生のツイートをきっかけに、このエントリを書き始めました。このテーマに関しては、既に栗原潔先生がいくつか記事を書いていらっしゃいます。これだけ充実した解説がある上に、屋上屋を架すようで恐縮ですが、私も少し考えてみたいと思います。
理化学研究所

形骸化してきているNatureら有名雑誌の論文査読システム -STAP問題で明らかになった科学評価システムの制度疲労 (中)

STAP論文のおかげで皮肉的な事実が垣間見えた。それは、論文の科学的妥当性を判断するのが目的のはずの査読が、Natureが求めるような「多角的に研究された論文」(=多くの機械をつかって色々なデータを揃えている論文)の検証にたいして役に立っていないことだ。
niconico

STAP問題で明らかになった科学評価システムの制度疲労 (上)勝者が勝ち続ける理由

3誌の編集方針に共通するのは、科学界に対する広いインパクトがある論文を掲載する方針だ。幅広い読者を対象にするので妥当な方針だと思う。つまり、科学的にいかに質が高くても、インパクトがなければ載せない。そして、このインパクト重視の姿勢が、Natureはタブロイド誌だと言われるゆえんだ。
Bloomberg via Getty Images

STAP細胞関連ブログコメントなどより転載

昨日の記事は(ハフポストに転載されたためか)とてもたくさんの方々に読んで頂いたため、「専門家の意見を求む」というお願いに反応されたコメントやメールを頂きましたので、その一部、専門性が高いと思われたものを転記致します。とくに、顕微鏡の自動撮影の際のフォーカス自動合わせの機能に言及した考察などは、現場の実験に詳しい方ならではのものがあります。
Bloomberg via Getty Images

STAP細胞と研究広報

Natureに掲載された論文やその他の論文におけるいろいろな疑惑、研究不正の防止に関わることについては、自然科学の博士号を持つものとして思うこともいろいろあるのですが、ここではあくまでも「研究広報」の観点からの考察とします。