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即時抗告へ。弁護団にとって「まさか」の裁判所の決定だった。元裁判官も異例の声明を出し、再審の扉を開かなかった裁判所の判断を批判した。
原口さんは、鹿児島県内の入院先で車いすに座り、支援者とともに連絡を待つことになっている。
堅牢な制度との戦いーー。鴨志田弁護士の心にはいつも、「あたいはやっちょらん」と40年あまり訴え続けている原口アヤ子さんがいる。毎日、落ちていく命の砂時計を見ながら「一日でも早く」と再審無罪をめざす。
県警が宮田さんに対し、ほぼ連日長時間の執拗(しつよう)な取り調べを続けて自白させ、当時の証拠収集状況に合うように自白を誘導したことなども違法だとしている。
1996年の「袴田事件」で死刑判決が確定した後、再審が認められて釈放された元ボクサーの袴田巌さん(78)の姉の秀子さん(81)が4月9日、東京・有楽町の日本外国特派員協会で記者会見した。
半世紀にわたって獄中から無罪を訴え続けてきた袴田巌さんに静岡地裁が下した決定。地裁前が喝采に湧き、メディアが報道合戦を繰り広げる影で、元裁判官の熊本典道さんは福岡県の自宅で「よかった・・」と声を振りしぼるようにつぶやき、涙を流しました。