シングルマザー 生活保護

猪谷千香

進む日本の貧困化 「母子家庭」「20代前半男性」「子ども」で際立つ

日本の貧困化が進んでいる。2014年7月に発表された「平成25年国民生活基礎調査」によると、18歳未満の子どもの貧困率は16.3%と過去最悪を更新。「日本は平等で貧富の差がない」というのが私たちの“常識”だったが、最新のデータはそれを裏切る結果となっている。国立社会保障・人口問題研究所の阿部彩・社会保障応用分析研究部部長が日本の貧困の実態やその背景について語った。

母子家庭を援助すべき"不都合"な理由

母子家庭の抱える問題は、仕事と家庭を両立させることが難しく、求職活動も仕事に役立つスキルの習得もじゅうぶんにできないことです。だからこそ子育ての負担を軽減し、適切な職業訓練を行なえば、貧困に陥っている母子家庭の母親は、母集団である働く女性たちと同じレベルの仕事をこなせるようになるのです。