高村正彦

EPA時事

安倍政権に垂れ込め始めた「暗雲」

得意の外交では、異常とも感じられるほどの頻度で外遊を繰り返し、着々と実績を積み上げている。内政でも、経済政策「アベノミクス」は一定の成果をあげてきたし、最大の山場になるとみられた消費税増税を無難に乗り切った。これほどうまくいっている内閣は近年珍しい。だが、破竹の勢いだった安倍政権にも、時間の経過とともに暗雲が垂れ込めてきた。とりわけ集団的自衛権行使容認をめぐる世論戦で劣勢に追い込まれつつあることと、7月13日に投開票された滋賀県知事選での敗北は、悪い予兆である。
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自民副総裁、猪瀬知事の辞任促す

自民党の高村正彦副総裁は12月18日、東京都の猪瀬直樹知事について自発的辞任を促した。猪瀬知事は、医療法人「徳洲会」グループから5000万円を受け取っていたことが、都議会で問題視されている。自民党幹部で猪瀬氏の辞任論を公言したのは初めてで、猪瀬氏の外堀は徐々に埋められつつある。