もう男臭いとは言わせない!1日1個のオレンジで強烈な体臭とさようなら

体臭の原因について科学的に解明するとともに、体臭予防に効果的な野菜や果物を紹介したいと思います。

「体のニオイのせいで、気になる人に嫌われてしまった」という経験をされたことのある男性は少なくないことでしょう。ここでは、体臭の原因について科学的に解明するとともに、体臭予防に効果的な野菜や果物を紹介したいと思います。

出典:food.foto

そもそもなぜニオうのか?

体臭の原因としてよく言われているのが活性酸素です。皮膚の表面にある脂質が活性酸素と結び付くと、過酸化脂質へと変わり、その結果不快なニオイが生じるようになります。

中高年の加齢臭を促す原因として「ノネナール」と呼ばれる物質が有名ですが、実は活性酸素と深い関係にあります。体内で脂質が活性酸素と結合してできた過酸化脂質がさらに「9-ヘキサデセン酸」という脂肪酸と結びつくことによってノネナールが生成されるものと考えられています。

体臭が生じるメカニズムをめぐってはさまざまな説があります。イギリスのヨーク大学の生物学研究チームが出した最新の研究報告によれば、脇の下に棲息する微生物が体臭の原因と関係あるとのこと。被験者の脇の下に棲息する微生物を採取し研究を進めたところ、Staphylococcus-hominis属菌種中において、汗の分子がニオイに関わるチオアルコールへと分解される時に働く極めて珍しい酵素の集まりが特定されました。

体臭の原因はさまざまであり、一概に断定することはできません。医学ジャーナル誌「CUTIS」にも指摘があるように、肌の衛生状態が悪い時はもちろん、ニンニク・玉ねぎ・カレー、辛いものといった刺激を食べたり、お酒を飲んだりした後にも嫌なニオイが発生しやすくなります。場合によっては、何かの病気が原因となっているケースもあり、どうやら軽く見るわけにはいかないようです。

もし食べ物が原因で体臭が生じているのであれば、体臭の原因となっている食べ物を摂取しないようにすることが大切です。

「体臭改善に制汗剤」は危険!?

体臭を改善するために、市販の制汗剤を頻繁に使用しているという人は多いでしょう。しかしながら、制汗剤にはアルミニウムやパラベンと呼ばれる化学成分が配合されていることが多く、これらの化学成分の健康リスク(がん、アルツハイマー病)が報告されています。「男性は乳がんにならないだろう」と思っている人もいらっしゃるかもしれませんが、男性の乳がんの罹患率は決してゼロではありませんので注意が必要です。

制汗剤とがんとの関係を示した研究については不十分なところがありますが、その関係を肯定する科学者が少なからず存在するということで、なるべく制汗剤の使用を控えるのがよいでしょう。

体臭は食べ物で解決!

そこで、制汗剤に代わる体臭改善法としてオススメしたいのがオレンジです。

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オレンジと言えば、制汗剤の香料に使用されていることが多いですが、活性酸素の発生を抑える抗酸化物質が豊富に含まれています。身体への吸収も良いため、より迅速に効果が得られます。

さらにポイントとなるのが食物繊維。この食物繊維には体臭と関係のある毒素を体外へ排出する作用があります。

オレンジが体臭改善に推奨される背景にはもうひとつ理由があります。重要なカギを握るのがコリン。一般に、低コリンの食事を行うことで体臭の症状が和らぐものと考えられています。低コリンの食材として、オレンジ以外の果物では、パイナップル、梨、すいか、いちご、バナナ、野菜では生のキャベツ、きゅうり、トマト、ケール、にんじんなどが挙げられます。食後のデザートに摂り入れてみてはいかがでしょうか?

追記:

体臭の原因として、活性酸素以外にも、疲労やストレスなどが挙げられ、活性酸素の除去に有効な上記の食材を摂取したからと言って、必ずしも体臭がなくなるという保証はありません。

ストレスや疲労を解消したり、体内の毒素を排出したりしても、体臭が改善されない場合には、何らかの病気の可能性が考えられます。症状を放置せず、皮膚科にて診てもらうようにしましょう。

(OFFICE DE YASAI NEWS)

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