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「小1の壁」についての個人的経験

2015年08月20日 21時42分 JST | 更新 2015年08月20日 21時42分 JST

ここのところ私以上にスプラトゥーンにハマってる畏友(id:kobeni_08)が、「結局、『壁は塗って登る』言いたいだけちゃうんかーい」という素敵な記事

入学後にそびえ立つ「小1の壁」、ワーキングマザーはどう立ち向かう?
入学後にそびえ立つ「小1の壁」、どう立ち向かう? 現役ワーキングマザーのkobeniさんが実体験に基づいて「小1の壁とは何たるか」を定義し、それを乗り越える方法をつづります。
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を書いていたので、子供がもう小学校3年生になった私も、ちょっと「小1の壁*1」について思い出してみました。

ちなみに、子供は地元の公立小学校に通っています。

実際、「小1の壁」はあったか


実際のところ、「壁」というほどの大変さではなかったように(当時は)感じました。

公設の学童保育クラブが学校内にあり、しかも預かり時間が、基本午後6時まで、延長は午後7時まで可(直前の連絡でもよい)という環境だったので、保育園のころとさほど変わらないお迎え時間で済んだことが大きかったのだと思います。また、子供も学童保育クラブにとても馴染んでいました。

 

また、子供の学校の持ち物や連絡についても、

  • 学校からの配布物はすべて、連絡帳と一緒にファスナー付きの「連絡袋」に入れて持ち帰るよう指導されている(プリント類がランドセルの底でぐちゃぐちゃになるようなことがない)
  • 連絡帳は児童が書いたら先生がチェックしてくださる
  • 図工等で必要になる材料や集金については、遅くとも1週間前には知らせていただける(基本的に、月初めのクラス便り等に書いてある)
  • 下校時間や行事予定を含む月間予定表が、毎月初めに配られるクラス便りや学校便りに書いてある

など、かなり行き届いた配慮が学校側からされているので、負担になりませんでした。

PTA活動も、負担でないと言えばウソになりますが、共働き家庭が比較的多い地域のためか、わりとスムーズに運営されていて、楽しく有意義に活動できていると思います。地域とのつながりが強くなったメリットもかなり感じています。*2。

……といった感じだったので、「小1の壁コワいコワいどんだけ大変なの〜」と身構えていたわりに(むしろ身構えていたからこそ?)、拍子抜けというくらい、低い壁に感じられました。

それでは、保育園→小学校の変化は楽勝なのか


楽勝か、と言われると決してそんなことはなく、むしろ、「公的なシステム」がどうであろうと自分(夫婦)と子供とでなんとかしていかなくてはいけないあれこれが大変だったように思います。

まず、kobeniさんの記事にも書かれていましたが、子供が精神的に一気に成長すること、子供どうしの人間関係が複雑化することで、子供に向き合う時間が格段に増えました。

べったり一緒にいたり、長時間話したりする時間もそうですが、何より、少し距離を置いたところで、見るともなく見ていて、何かあったら(ありそうだったら)さりげなく声をかけたり手を差し伸べたりする、というような「待ち」の時間がとても増えます。

この「待ち」の時間を取れるように開き直ってしまうまでが大変でした。

もっとも、開き直ってしまえば、もう幼児ではなくなりつつある子供と一緒に悩んだり、喜んだり、成長していくことができるという経験が得られるわけで、これは「乗り越えてよかった壁」だったと思います。

また、実務的な話としては、登校班の付き添い、保護者会・面談出席、PTA活動、宿題や家庭学習のケア、持ち物管理、習い事のケア(それに関連する人の手配含む)、お友達づきあいのあれこれ、等々を、私が一手に引き受けることになったので、その負担増はかなり大変でした。

これについては、「夫に当事者意識ややる気がない」というようなわけでは決してなく、基本的に小学生周りのあれこれが圧倒的な女性社会で運営されていて、男性が入るには敷居が高すぎるというのが最大の問題なのだと思います。

そして、先生やほかの保護者、地域の方々とのつながりを日々、夫婦揃ってメンテナンスしていく、というのは相当に労力が必要です。どうしても、メインの窓口となる夫婦の片方(我が家の場合は私)に集約したほうが、少なくとも短期的には効率的になってしまうのです。

こういった、「公的なシステム」がどうであろうと自分(夫婦)と子供とでなんとかしていかなくてはいけないあれこれ、というのが、実はいちばん考えていておもしろいテーマだなと最近は思っています。

大変だからなくしたらいい! というわけでもなく、なくしてしまったら困るから問答無用で文句は許さない! というわけでもないあれこれ、と言い換えたらいいでしょうか。

そういうあれこれを、いろんな角度から、いろんな人があーだこーだ言い合っていくのをたくさん聞けると、そのうち何かいい知恵が出たりしないかな、と思ったりしています。

(2015年8月20日「科学と生活のイーハトーヴ」より転載)

*1:なお、Twitter等で言葉の定義がちょっと紛糾していましたが、「小1の壁」はこの記事で書かれているような主に(共働き)親の問題、「小1プロブレム」は子供が学校にうまく適応できないという主に子供や学校の問題、と理解しています。

*2:去年からは本部役員をやっていますが、そのうち詳しく書くことがあるかもしれません