BLOG

やっぱり廃業...仲卸業者豊洲新市場移転断念。

2015年07月24日 22時13分 JST

「築地から豊洲へ 「移転諦め」水産仲卸廃業69社に」TOKYO MX NEWS

「来年11月7日の豊洲市場オープンに向けて移転準備を進めている築地市場の水産仲卸業者の組合がきょう会見を開き、今後、移転に伴って69の仲卸業者が他の業者に事業を譲り渡して廃業すると発表」

5月6日にに上田ブログ「豊洲新市場商業施設事業者撤退…だから言わんこっちゃない!」にて予言した通りの事態になったようであります。

商業施設「千客万来」への事業者撤退に引き続いて、長年、事業者ならびに東京都による「中央卸売市場」事業をともに支え繁栄・繁盛してきた、築地市場の屋台骨であった水産仲卸事業者までもが69者も廃業するということとなってしまったわけです。

経営手腕を現在発揮して鳴り物入りの新市場へ出店しようとする飛ぶ鳥を落とす勢いの企業ですらも出店を断念するのですから、高齢化している仲卸業者さんがはたして新市場移転まで経営者本人そして財政面でも体力が持つのか、実家が居酒屋で市場には本当にお世話になってきた者として議員として、商家育ちとして心配をしておりました。

単に東京都を批判というよりも、心から懸念をしまして昨年末の決算委員会で東京都へ確認しましたやりとりを再掲いたします。

*****

上田「築地の仲卸業者でございますけれども、そのうちの四五・七六%が経常赤字、債務超過は五〇・八五%と厳しい状況が見てとれます。

東京都は、事業概要でもありますように豊洲新市場移転支援事業を実施しており、先ほど来、経営のサポートをしていることは十分承知しておりますけれども、このサポートがあっても移転を断念する事業者が相当数に上るのではないかということを危惧しております。

立派な豊洲ができました、がらがらでしたということは絶対にないようなことは願っておりますので、全てが埋まる見通しは立っているのかどうかについてお答えいただければと思います。」

(上田超訳:まさか、立派なハコモノ作って、新規参入者を拒み、既得権者優先にして、できてみました、ガラガラなんてなかろうね?!←予感的中…)

中央卸売市場事業部長「豊洲新市場への移転に当たりましては、市場業者が抱える不安を解消し、安心して移転できるよう、業界団体と連携しながら、移転の準備から移転後に至る各段階に応じた支援策を順次実施しているところでございます。

しかし、水産仲卸業者の中には、販売先の減少等から商売の先行きに対しての不安や、経営者自身の高齢化、後継者問題などの個々の事情により、移転を希望しない事業者もおります。業界団体からは、そうした事業者の中には、自身の事業を他の事業者に譲り渡したり、合併したいというニーズがある一方で、豊洲移転を機に、販路拡大や新たな事業展開を模索し、経営規模の拡大を計画している事業者も多く、事業の譲り受けや合併の受け皿としてのニーズもあるというふうに聞いております。

このような状況を踏まえました上で、水産仲卸業界とも随時調整を図りながら店舗数を配置することとしていることから、現段階では全ての店舗が利用される見込みでございます。」

(上田超訳:経営は大変なのは承知してますが、我々が支援しましてね、出店辞退者は他の阿吽の呼吸の事業者に声をかけましてですね、そう!仲間同士で乗り切るんですよ。これまで通り!同じ気心しれた事業者とのみやらせて頂きます!)

*****

決算委員答弁にて都としては「移転の準備から移転後に至る各段階に応じた支援策を順次実施」すると確かに明言しているものの、行政運営と商売、公と民においては、その方法論や手腕…そもそも役所は基本利益をあげることは目的ではなく、一方民間は利益を挙げないと淘汰されてしまうという明らかな乖離があると言わざるをえません。。本当に商人へお上が商売ご指南できるのか…と思っておりましたがこれまたやはり、東京魚市場卸協同組合理事長は

「設備が間に合うのか。それを発注するための資金がいる。都で支援メニューは出しているが、本当に全ての事業所がそれで十分かどうか」、駐車場の整備をはじめとした物流のルートがまだ決まっていないとして「日に日に課題が大きくなっている」と述べたということです。

来月には豊洲市場の水産仲卸1575店舗の配置を決める抽選会を行うということですが、現在は622事業者に減っているということですから、「事業の譲り受けや合併の受け皿としてのニーズ」としても、この622事業者がすべて2.5倍に事業規模を広げないと店舗全体が埋まらなくなるのではないかとハラハラしております。

千客万来施設も事業者撤退を受けての再公募方針では、5街区は当面凍結、対象敷地を6街区のみとする、さらには開業時期は新市場オープン後となっちゃっておりまして、新国立競技場同様こちらも予断も油断も許せない状況となっています。引き続き、定点観測をしてまいる所存です!あわせて、予算委員会の締め括り発言でも仲卸業者に関しては広く公募をすることを求めましたので、商業施設同様あまねく意欲有る業者さんへ選択肢を広げるよう今後も求めてまいります。

【「すべての子どもたちに、温かい家庭を!」キックオフイベント開催します】

home

2015年8月22日(土)

「すべての子どもたちに、温かい家庭を!」

発足記念特別イベントを行います。

7月1日に発足した「こども@ホーム推進委員会」のキックオフとして、

詳細こちら!

「里親・特別養子縁組」という視点から社会的養護を考えるイベントを開催!

ゲストに「愛知方式」の発案者である元児童相談所職員・矢満田篤二氏と、

「親が育てられない子どもに家庭を!里親連絡会」事務局長の竹中勝美氏を迎え、

施設措置が中心となっている児童養護の問題点に切り込みます。

■イベント詳細■

8月22日(土)13:30~

すみだ産業会館8階ホールD

http://www.sumidasangyokaikan.jp/

1 3 : 3 0 ~ 1 4 : 3 0 第一部

「児童相談所あるべき姿と変革の可能性」

講師: 矢満田 篤二( 4 5 分+ 質疑応答1 5 分)

1 4 : 3 0 ~ 1 5 : 0 0  第二部

「数字に基づく東京児童養護の問題点」

講師: 竹中 勝美( 2 0 分+ 質疑応答1 0 分)

1 5 : 0 0 ~ 1 5 : 3 0 第三部

「私たちに明日からできるa c t i o n 」

コーディネイト:

東京都議会議員 上田 令子

東京都議会議員 おときた 駿

総合司会: 千葉県議会議員 水野 ゆうき

参加費:500円

定員:60名(満席になり次第、締め切りとなります)

お申込みこちら

全国から有志の仲間が集まってきました。逐次情報提供してまいります!

(2015年7月24日「上田令子のお姐が行く!」より転載)