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都民に原則非公開?!都議会ナゾの「民主主義」

2015年09月25日 23時57分 JST | 更新 2015年09月25日 23時57分 JST

9月18日より開催しております東京都議会秋場所第三回定例会。この会期中に、今後の議会改革を検討していく「都議会のあり方検討会」の設置することは、一つの目玉でありました。といいますのも国政選挙の一票の格差問題が方法論はともかくとしても一定の見直しがはかられるなか、東京都議会の定数の是正も待った無しとなってきたからでございます。

一票格差の計算式ってなかなかわかりにくい。さらに、それぞれの選挙区出身の大会派議員が自分の選挙区に悪影響を与えないよう言いがかりにも似た正当性を訴えて数字をいじくるからますますサッパリわからなくなる…。というわけで!お姐がわかればみんながわかる!

定数是正が早急に求められる単純で典型的な事例をご紹介いたします。

足立区 69.27万人(有権者約53万人)→都議定数6人

杉並区 56.17万人→都議定数6人(有権者約45万人)

江戸川区 68.24万人(有権者約53万人)

 →定数5人

なぜ足立区と人口・有権者数がほぼ同等の江戸川区が定数5人?!

なぜ、人口も有権者も江戸川区より圧倒的に少ない杉並区の定数が多い?!

合計特殊出生率 1.45(23区中1位) 、平均年齢 42.63歳(23区中2位)と、都内屈指に区民が若く子どもの数が多い江戸川区ですよっ!!

40代前半働き盛り、さらに子育てしながら納税している人の多い江戸川区ですよ!

これって超不公平ではありませんか?!

と、言う点だけで、都議会定数是正の必要性の説明は十分かと思います。ハイ

(詳細を知りたい方は…音喜多駿都議会議員Blogご参照!←こらこら…)

この東京都議会議員定数のあり方を中心に前期民主党が最大会派であった時の「都議会のあり方検討会」にて通年議会を決定したのに何もしないまま2年、昨年の議長許可無き人権侵害にあたる不規則発言問題も抜本的な解決策がうたれないまま、本日の議会運営委員会にて、驚くべき(といっても想定内の想定外ですがね←区議時代から議運で煮え湯を飲まされ続けているヒト)旧態然とした決定がなされたのでありました。

本定例会より、不肖お姐は都議会唯一ともいえます、徹底した無駄と不正を排除し議会に臨む是々非々改革会派かがやけTokyoの幹事長となっておりますが、その初の大仕事?!として、この件に関する意見表明を報道各位にさせて頂いた次第です。以下一挙文書を公開させて頂きます。

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東京都議会かがやけTokyo

幹事長 上田令子

「都議会のあり方検討会」設置要綱に関するコメント

 本日開催された、議会運営委員会にて「都議会のあり方検討会設置要綱」が決定されました。昨年の都議会第二回定例会での、女性蔑視ととれる不規則発言問題について全国的に注目を集めたことを始め、議会改革は喫緊の課題です。我々も議会改革に積極的に取組んできたところであり、今般、検討会が設置されたことは遅きに失したとはいえ歓迎するものであります。しかしながら、その要綱について、我々は、以下の点につき非常に問題があると考えております。

1.「かがやけTokyo」「都議会生活者ネットワーク」がメンバーから除外されている

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「第3項2(構成) 都議会自由民首長4名 都議会公明党2名 日本共産党東京都疑団議員団1名

都議会民主党1名 都議会維新の党 1名」

前回の検討会においては、少数会派も含めすべての会派が参加していたにも関わらず今回は、議会運営理事会オブザーバー理事である3会派のうち維新の党以外の少数会派が除外されており、合理的理由が不明確であります。また、議会改革、特に全議員の身分にも関わる選挙区定数については、議会内全体で議論すべき性質であり、本来、多少テーブルが大きくなっても少数、一人会派も含めてメンバーとすべきと考えます。それが無理であっても、現行議運理事会を構成する(オブ理事も含めて)会派は少なくとも議論に参加すべきであり、メンバーに加えるのが民主主義の基本であると考えます。素案作成段階から全都議会会派の声を反映することで、議論が尽くされ都民が納得する方向性が示されると考えます。

2.議会改革の機運に逆行する原則非公開

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「第5 検討会は、原則非公開とする。」

地域創生が求められる昨今、日本最大の地方自治体である東京都議会こそ、原則公開の理念を持ち、率先して開かれた議会への取組を推進する責務があると考えます。我々は、都民の傍聴が可能となる条例に基づいた特別委員会等とすることを求めて来ましたが結局認められませんでした。原則として都民の声を聞きながら改革を進めることが大切であり、原則非公開との決定は大変由々しき事態であると考えております。

今後も我が会派は「あり方検討会」の「あり方」・議論を定点観測し、積極的に情報を発信をするとともに、都民と力を合わせ実り多い議会改革を実現してまいります。

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【お姐総括】

大会派は、その議員数をもって「我こそ民意」と勘違いをしています。

さらに、言うにことかいて「民主主義に則って決めている!」など折につけおっしゃる。

花のお江戸の1300万都市の議会改革をたった9人で進め、ましてや非公開なんぞは、都民にまったく目を向けてないわけでして、どんな詭弁を弄しても民主主義でもなんでもありません。

少数会派を全て入れておいて、最後は大好きな「数の力の伝家の宝刀」をお抜きになるという手もあったのに、このような無理を通すということは議員定数は最大会派政党の勢力図のもと、うるさ方を蚊帳の外にし、ご都合主義でさっさと決定したいのでは…なんて、都民にもあらぬ疑いをかけられてしまうのではないでしょうか?

マックス・ウェーバーも草葉の陰で泣いておりましょう。

「自分が世間に対して捧げようとするものに比べて、現実の世の中が-自分の立場からみて-どんなに愚かであり卑俗であっても、断じて挫けない人間。どんな事態に直面しても「それにもかかわらず!(デンノッホ)」と言い切る自信のある人間。

そういう人間だけが政治への「天職(ペルーフ)」を持つ。」 by「職業としての政治

どれほど議会運営で煮え湯を飲まされようとも デンノッホ!!

専門家と研究を進めこちらも、恣意的な思惑を一切排除しあるべき議員定数の対案を都民に示す一方、毅然と議会活動を粛々と行い、地域政党自由を守る会地域政党サミットにて新しい政治の受け皿を自ら創造していくことにて政治の「天職(ペルーフ)」を果たしてまいります!

【あわせて読みたい】

同じ会派の音喜多駿都議も今回の件を取り上げてますのでぜひご一読を!

「セクハラやじ問題総括・費用弁償の是非等を協議する「都議会のあり方検討会」は、原則『非公開』が決定…」

(2015年9月26日「上田令子のお姐が行く!」より転載)