同行して初めて見える、配達現場~日本郵政グループ労働組合~

日本の物流は現場の皆さんの努力に支えられていることをあらためて感じた一日でした。

オトナの社会科見学

~日本郵政グループ労働組合 品川支部~

日本郵便株式会社 大崎郵便局

郵便事業と郵便局の運営を行っており、郵便、国内・国際物流、ゆうちょ銀行・かんぽ生命保険の代理店対応などが主な業務。運営する郵便局数は全国で2万4000局以上。東京都品川区にある大崎郵便局は、郵便、貯金、保険、ゆうゆう窓口(土日夜間対応)、ATMの取り扱いがあり、大崎など周辺6地区の集配を行っている。

配達現場をルポ

「時間指定しているのに不在が多くて...」。最近、こうした声がマスコミでもよく報道されています。宅配現場はどうなっているのでしょうか? 今回はJP労組に依頼し、JR山手線の五反田駅からすぐの大崎郵便局を取材しました。

朝一番の配達は9時すぎにスタート。続々と配達車が出発するなか、大崎郵便局にほど近い細い路地が入り組んだエリア向けに、台車に荷を積んで出発する配達員の福山さんに同行。マンションから飲食店、オフィスなど配達先はさまざま。

約1時間で22軒の配達先を回り、配達できたのは約半分。持ち出した28個の荷物のうち13個は、当日の午後以降の配達へ回ることになりました。福山さんは「個人宅は不在のことが多い。オフィス関係は確実に配達できます」と汗を拭います。

10時すぎに局に戻ると、「これから車で配達に行ってきます。そっちは今日は50個くらいです」。福山さんはこの日、昼すぎまでに約80個の荷物の配達に回る計算に。

配達には細心の注意も。宅配ボックスのあるマンションもありますが、チルドゆうパックはもちろん、重たい荷物まで持ち帰ることも。「『部屋まで運んでほしい』というご要望が多い」と曽我さん。個々のお客さまの声に対応するほか、不在の伝票を入れても連絡がなかったり、時間指定どおりに訪ねても不在ということも多いそうで、局の一角にはそんな荷物が留め置かれています。

同行して見えてきた、配達現場の姿。日本の物流は現場の皆さんの努力に支えられていることをあらためて感じた一日でした。

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