老舗居酒屋「どん底」の名物・林さんのライス。その美味しさを完全再現してみた!

定期的に行きたくなる、不思議な中毒性をもつ「どん底」。
Rettyグルメニュース

新宿三丁目は、新旧様々な飲み屋が立ち並ぶ、のんべえ達の飲み心がくすぐられる、魅惑のエリア。

そんな中に1951年創業の老舗洋風居酒屋「どん底」があります。

なんでも、黒澤明や三島由紀夫をはじめとする数多くの文化人にも愛されるお店。

風情あふれる外観は大人の秘密基地

先日ご紹介した記事「グルメ番組Abema「メシテロ」ロケの裏側、大公開!」でもどん底を舞台におすすめメニューを、TOP USREであり、酒場を放浪するせんべろキング杉原彰さん、通称「あっくんさん」指南いただいたばかり。

「立ち飲みはミクロの宇宙」...Rettyの"飲み達人"「あっくんさん」の立ち飲み哲学に感動!詳しくはこちらから▶︎https://retty.news/34869/

そんな歴史ある老舗居酒屋がいまでも多くの人を魅了する秘密は何なのか・・・

Rettyグルメニュース編集部の私、安田が、名物カクテル&料理からその人気に迫ってみようと、「どん底」を訪れてみました。

頼むべきものは「どんカク」に「林さんのライス」

まずは、どん底オリジナルカクテル、通称"どんカク"を注文。

焼酎をベースとした、レモンサワーのような爽やかな味わいは、とても飲みやすく、あっという間にゴクゴクと飲み終えてしまう危険なカクテルです。

(飲みやすいですが、アルコール度数は高めなので注意!でも何杯でも飲みたい!)

ちなみに、どん底カクテル黒はコーラ入りです。甘みがあり、こちらも飲みすぎ危険なカクテル。

はらぺこさんにも嬉しい、充実したフードメニューは必見です。

どん底一番自慢の「ミックスピザ」をはじめ、その中で特に異彩を放っているのが「林さんのライス」

ハヤシライス?いや、林さんが作っているご飯料理?どんなメニューなのか想像ができない!

その正体は・・・牛肉とキャベツのウスターソース炒め&ご飯。

ウスターソース味がなんだか懐かしく、ほどよいガーリックの風味も食欲を刺激し、胃袋を満腹という幸せで満たしてくれます。

(メニューには「林さんのみ」も有り。これをつまみにお酒を飲む方も)

ナゼこれが、林さんのライスなの?と思ったみなさん、このメニューの誕生秘話は、ある常連客の林さんが「メニューにないものを食べさてよ!」との無茶ぶりからなんだとか。

当時の料理長が、冷蔵庫にあった食材でパパッと炒めた料理を出したところ、常連客の林さんが喜んで食べ、定番メニューに。

店内にはそんな秘話が語られたパネルも

このシンプルかつウスターソースは、なぜかやみつきになる味わい。自宅でも作れないかしら?と思い、思い切って宮下店長に伺ってみました。

ソフトな微笑みが魅力的な宮下店長

「林さんのライス」再現してもいいですか?

ー 宮下店長!林さんのライスの作り方を、ぜひ教えていただけないでしょうか?

宮下店長:作り方も何も材料を炒めるだけだよ。まずは牛肉をしっかりめに炒めて、キャベツを入れて炒める。キャベツは炒めすぎず、生でもいいくらいシャキシャキ感を残すのがポイントかな。

味付けはウスターソース。あとガーリックパウダーも。もちろん生のニンニクやチューブでもいいね。

ー ちなみにこのウスターソース、一般的なものよりスパイシーさを感じます。どんなものをお使いなんですか?

宮下店長:そのウスターソースは◯◯◯◯を使ってますよ( お店へ行けば教えてくれるとのこと!)

ー なるほど〜、ではお話を元に早速再現してみます!

本当に再現してみた!

というわけで、お話と食べた記憶を元に、レシピを作成してみました。

【材料 1人分】

・牛肉(切り落とし)150g

・キャベツ 1/8個(約100g)

・ウスターソース 大さじ3

・ガーリックパウダー 小さじ1/4

・塩・粗挽き黒こしょう 各適量

・あれば赤ワイン 大さじ1

・牛脂 1つ

まずは牛肉を食べやすい大きさに、キャベツは小さめのざく切りに切ります。

フライパンに牛脂を熱し、牛肉を炒めます。

あれば赤ワインを加えて炒め、牛肉に火が通ったら、塩少々をぱらり。

続いてキャベツを加えます。

キャベツを炒め、シャキシャキ感が残っているくらいでガーリックパウダー、そしてウスターソースを加えます。(ガーリックパウダーはお好みで量を調整してみて)

最後に、粗挽きこしょうをかければ完成!

ひとくち食べてみると・・・お!お店のウスターソースと少し違うものの、いける!美味しい!(自画自賛)

これでどんカクがあれば、おうちでどん底気分が味わえ、もうたまりませんね!

でもやっぱり、つい足を運びたくなるのが「どん底」

お店には、常連さんから筆者のようなどん底初心者まで、お客の層は様々。しかし、お店の方、そして客さん同士の距離が近いアットホームな雰囲気が漂い、これはお店についつい足を運んでしまうのも納得!

となりのお客さんから「トマトひと口どうですか?」なんて声をかけていただいたり。

お客さんに送付している年賀状を発見し、年賀状を持参すれば3割引きになるという、嬉しいサービスを伺ったり!

お店のあたたかいサービスはもちろんのこと、たっぷりチーズがたまらない、店自慢のミックスピザも、林さんのライスと合わせて味わっていただきたい1品。

あぁ。このオムレツも食べてみたかった・・・

定期的に行きたくなる、不思議な中毒性をもつ「どん底」。

一杯飲みたい時も、お腹を空かせている時も、あたたかく迎えてくれる「どん底」の扉を、みなさんもぜひ開いてみてはいかがですか?

必見!Retty TOPUSERあっくんが語る「どん底」の魅力〜グルメ番組Abema「メシテロ」〜

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