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もはや「恋人がいない」ことが当たり前の時代?

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『ゼクシィ』などを発行している株式会社リクルートマーケティングパートナーズが運営するリクルートブライダル総研が実施した「恋愛観調査2013」がいろいろ興味深かったので、これについて少し。

1 調査結果

最初に現在の恋人の有無の割合が述べられています。20~40代未婚者全体/n:2352で、「いる」27.5%、いない【異性と付き合ったことはある】(以下「いないA」と表記)(42.9%)、いない【異性と付き合ったことがない】(以下「いないB」と表記)(29.6%)ですが、結構男女差があります。

男性全体で「いる」、「いないA」、「いないB」がそれぞれ20.6%、44.7%、34.7%で、その内訳は20代が23.4%、32.3%、44.3%、30代が17.3%、53.5%、29.3%、40代が19.0%、62.1%、19.0%となっております。

対して女性は全体が「いる」、「いないA」、「いないB」がそれぞれ36.6%、40.4%、23.0%ですが、20代が40.1%、31.8%、28.1%、30代が35.8%、46.3%、17.9%、40代が24.3%、62.2%、13.5%となっております。

他にもいろいろあるのですが、最も興味が引かれた調査結果に「恋愛観の特徴」(20~40代未婚男女年代別/「非常にあてはまる」「ややあてはまる」計)があります。

「恋愛に対して理想が高い方である」、【男性】20代41.8%、30代35.3%、40代30.6%、【女性】20代44.5%、30代39.9%、40代31.1%。

「自分は『草食系』だと思う」 【男性】20代48.1%、30代42.2%、40代30.2%、【女性】20代37.5%、30代33.4%、40代32.4%という数字が掲載されております。

2 恋人のいない割合の増加

「いない」をAとBに分けているので逆に見えづらくなっているところがありますが、20代男性で恋人がいるのが4人に1人、20代女性で3人に1人という結果になっております。

裏を返せば20代男性で、4人に3人は恋人がおらず、女性は3人に2人は恋人がいないという、「いないことの方が普通」という結果になっております。

それが30代、40代になると、男女ともに恋人のいる割合が下がってくるわけで、このことは年をとるにつれて条件は段々厳しくなってくるという話かと思います。

そして、テレビなどでは「アラフォー」という言葉を盛んに使っているようですが、悲しい現実として、40代になると男女ともに殆ど恋人がいないという結果になっております。

3 恋愛観

こうしたことと呼応しているのが「恋愛観の特徴」です。年齢が若いほど「理想が高い」わけですが、つまりそれだけまだ相手を選択する余裕を持っているのが、40代になると「そうも言っていれられない」といったところでしょうか(「夢」を持ち続けることと、諦めること)。

その一方で、若い人ほど「草食系」だと思っているわけで、積極性に欠けるという話になっています。だた、これも考え様によっては、それほど積極的に行かなくてもなんとかなるという余裕を持っているという話かもしれません。

4 最後に

東日本大震災を受けて結婚したいと思う人の割合が増えたなどと言うことが言われたことがありますが(震災と結婚)、実際はかなり厳しいままと言ったところでしょうか。

結婚は結婚で別の要素があるのだから、それはそれは考えるべきという話もありますが(婚活と労働と規制緩和)、恋人がいない人がいきなり結婚という話もないわけで、こうしたことはそのまま未婚率の増加という話にも繋がってくると考えます。

以前、結婚と「風俗」について述べたことがありますが(風俗と結婚とセックスレスと)、こうした「草食系」の増加などを見ると、こうした方々が「性」についてどのように考えているか等、いろいろ聞いてみたいところでもあります。

(※2013年8月12日の「政治学に関係するものらしきもの」より転載しました)