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男性に選ばれることが女性にとって必要?

2013年08月27日 23時26分 JST | 更新 2013年10月27日 18時12分 JST

『Menjoy』が「こんな女性は要注意!『婚期を逃す高スペック女子』の共通ポイント9つ」という記事を掲載しており、いろいろ思うところがあったので、これについて少し。

1 記事の紹介

「『仕事ができて収入が多い美女に限って婚期を逃しやすい』傾向がある」と最初に断言して、その理由を述べている記事です。

そして、こうした傾向があるかどうかについて判断するためとして、以下の9つのチェックポイントを挙げています。

(1)合コンに行く度に出会いはあるが「もっと他にいい男いるよね!」とよく思う

(2)彼よりも先に自分のキャリアが上がっていき、収入も上がっている

(3)昔から「私は意外とモテた」と自負している

(4)相手自身よりも相手の背景や収入・仕事を気にしている

(5)結婚を機に、今買えているものが買えなくなるなんて無理!と思っている

(6)気付くと合コンにあまり呼ばれなくなった

(7)「最近やたら海外旅行に一人で行くのが好きなのよね」と言い始めた

(8)「意外と一人って楽だよねー」と人にも勧め始めた

(9)お酒の量が増えて体形が間違いなく以前とは変わった

つまり、「スペックが高ければ高いほど、理想も高くなるということですね。 選択肢が多ければ多いほど、選ぶことが難しくなる」という話としております。

その上で、「忘れてはいけません。若い時は選ぶ側でも、ある程度の年齢にいくと"選ばれる側"になってゆきます。 自分の仕事でのキャリアを積み過ぎるのもいいですが、女性としての可愛らしさを忘れてはいけません。いつでも選ばれたい! 好きになってもらいたい! それを毎日心掛けていれば、男性から声を掛けられるようになります」と断言します。

2 「選ばれる」女性

以前フェミニズムについて書いたことがありますが(フェミニズム)、フェミニストが読んだらかなり本気で怒り出しそうな記事かと思っております。

フェミニズムにはいろいろな運動があるので、一概にどうこういうのは、難しいのですが、「女性解放」という旗印を掲げて、「男性に選ばれる」女性ではなく、「男性を選ぶ」女性という運動を展開して方々もおりました。

しかし、実際問題、フェミニズムは下火になってしまいました。思うに最大の理由は男性と同じだけ仕事をして、それで本当に幸福かというところに落ち着くのではないでしょうか。

3 晩婚化

現実問題、高学歴化社会となると、社会にでるのが遅くなるので、どうしても晩婚化の傾向が現れるわけですが、晩婚化とは、ある意味先延ばしであり、先延ばしをしているうちに、このままというパターンもよくあります。

未婚率の上昇については、いろいろな原因があげられていますが(婚活と労働と規制緩和)、以前はそういうものだと思っていたことが、やることが多くなる(仕事や趣味)と、どうしてもそうしたものに時間をとられると、疎かになる傾向があるのは仕方がないかと思います。

結婚以前に、もはや恋人がいないことが当たり前の時代になっているわけですが(もはや「恋人がいない」ことが当たり前の時代)、これは社会が便利になり、一人で生活して行くことができるようになったことと無関係ではないと思います。

 

つまり、以前は極端な話、男性でも女性でも結婚しなければ生きていけない(女性は収入がない、男性は食事の支度ができない)というわけでしたが、女性が仕事を持ったり、コンビニや外食産業が発展し、食事に苦労しなくなれば、どこまで追いつめられるかという話です。

4 選ぶか選ばれるか

ただ、結婚という問題を考えたとき、片一方が願っても両者の合意がなければ話にならないわけで、私はあまり「選ぶ」「選ばれる」という判断はどうかと思っております。

つまり、男性も同じで、女性だから男性だからという話ではなく、人として選ばれる(他人に好かれる)人となるようにすべきであり、フェミニストが主張したように、「男性を選ぶ」という発想もどうかと思いますが、男性から「選ばれる」ためにはという発想もどうかと思います。

確かに以前は男女差別が激しかったので、極端にふれなくてならなかったという理由はわかるのですが、やはり極端(極論)はいろいろ問題が多いので、もう少し肩肘はらずに問題をみられたらなとふと思ったが故の今日のエントリーでした。

(※この記事は、2013年8月28日の「政治学に関係するものらしきもの」から転載しました)