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「韓流ブーム」に関する左右の意見と日韓外交

2013年11月22日 22時24分 JST | 更新 2014年01月22日 19時12分 JST

『J-CASTニュース』が「NHKが『韓流ブーム終わったのか?』放映 ネトウヨも韓流ファンも反発」という記事を配信しており、いろいろ興味深かったので、これについて少し。

1 記事の紹介

「『冬のソナタ』をNHKが初めて放送してから10年が経過したのを機に、ニュース解説番組『時論公論』が、韓流ブームを振り返るとともに今後の日韓関係」をテーマに扱いました。

その中で、「近年はブームに陰りが見え」「韓国映画の配給本数減少や、DVDの売り上げ低迷を指摘」するとともに、世論調査の結果などから、「韓国に対して好意的な印象を持っている日本人がかなり減ってきている」としました。

これに対し、「ネトウヨは、『そもそもブームは存在しなかった』という立場で番組を批判し」、「一方で韓流ファンからも」、「ブームは終わっていないという批判が浴びせられた」そうです。 

「さらに番組後半では、『在日特権を許さない市民の会(在特会)』の活動をはじめとする『嫌韓』現象にも触れ、日韓関係の冷え込みは『政治家、とりわけトップの責任が大きい』と出石解説委員」が述べたことも批判を受けているとしています。

2 さまざまな意見

私は昨日述べたように基本的に社会にはさまざま意見が存在すべきだと考えています(江沢民に対する逮捕状と三権分立)。そして同時に自分と違う意見を持っている方に対しても寛容であるべきで、自分と違う考えを持っている人がいることも理解すべきかと思います。

特に韓流やAKB48などについては、好きな人と嫌いな人がはっきり分かれているので(韓流とAKB48と解雇問題)、仮に自分が嫌いだからと言って一概に排斥すべきでもありませんが、関心のない人に執拗に勧めるようなこともすべきではないと考えています。

私もブログなどを書いていると、いろいろな立場の方から意見をもらうことがあり、中にはもっと立場を明確にしたほうが良いのではないかと言われることもあります。

しかし、私は「正しい」意見だとか(領土問題における「真実」らしさの重要性)、「中立」の意見(このブログは「公平」「中立」を重んじている?)等というもの自体が、そもそも存在しえないということを基本スタンスとしていることをご理解いただけると幸いです。

3 日韓外交

今回の出石解説委員の発言ですが、私自身番組を見ておらず、どのような流れでこういう発言となったのか、「トップ」というのが具体的に誰のことで、日本側だけを指していっているのか等、基本的なことがわからないので、あくまで一般論として述べさせてもらいます。

現在の日韓関係の冷え込みはこれまで何度か述べているように、韓国の朴大統領にかなりの責任があると考えています(朴槿恵大統領の「告げ口外交」とその効果)。

これに対し、日本はかつて韓国にひどいことをしたのだから、韓国が怒っているのは当然で、日本側が譲歩するべきだという意見を述べる方もおられます。

ただ、私は、既に国交正常化交渉で終わった話を何度も蒸し返すことはすべきではないし、外交とは駆け引きなので、外交的に譲歩する価値があるかどうかが肝要だと考えています。

つまり、外交で韓国に譲った結果、韓国側から何が引き出せるかという話で、譲った結果、次につながるものや、日本にとって有益なものが引き出せるのなら、それも有りかと思います。

しかし、おそらく今の韓国では日本に非があるという発想が出発点なので、仮に日本が譲ったとしても「当然」で、日本は更に譲歩するべきだという発想しか出てこないと考えます。

4 最後に

そういう意味で、現時点で韓国に日本側が譲歩するメリットは何もなく、相手が折れてくるか、疲れて諦めるのを待つしかないのではないでしょうか。

ただ、ここのところの行動を見ていると、何かあると新しい材料を見つけたとして日本を攻撃してくることが生きがいになっているとしか言いようのない国なので、待つのも容易ではない気がしてなりません。

(※この記事は、2013年11月23日の「政治学に関係するものらしきもの」から転載しました)

韓国 歴代大統領