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私が好きな人の9の特徴

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私は、友人に恵まれています。
 私は友だちが多いほうではありません。しかし、みんな素晴らしい人ばかりです。今回はそういう"私の好きな人"の特徴を9つ挙げてみようと思います。

1.好奇心が旺盛
 世の中には2種類の人がいます。「数学なんて生きていくうえで必要ないだろ?」と言う人と、言わない人です。
 この「数学」の部分は、どんなモノでも構いません。「映画」でも「音楽」でも、「科学」「歴史」「スポーツ」「アニメ」......。どんなモノでも当てはまります。
 究極にはヒトは食って寝てセックスするだけの生き物なので、どんな趣味や知識も生きていくうえで絶対に必要というわけではありません。けれど、それがないと人生は味気のない、貧しいものになってしまいます。
 好奇心は、豊かに生きるために絶対に必要です。
 私の好きな人たちは、みんな強い好奇心を持っています。

2.行動力がある
 世の中には2種類の人がいます。旅行を計画する人と、しない人です。
 この「旅行」の部分は、どんなモノでも構いません。「仕事」でも「勉強」でも、「料理」「ダイエット」「創作」......。どんなモノでも当てはまります。
 旅をしない人たちは、できない理由をいつも探しています。本当はどこか遠くへ行ってみたいのに「いまはお金がないから」とか、「いまは宿題で忙しいから」と言い訳をして、日常的な用事だけでスケジュール帳を埋めてしまいます。
 究極にはヒトは食って寝てセックスするだけの生き物なので、狭い部屋のなかだけで一生を過ごすことができます。けれど「明日から本気出す」と言っている人は、たぶん翌日も同じことを言っているでしょう。そして"どこか遠い世界で暮らしていたかもしれない自分"に出会うことなく、約30,000日の人生を終えるのです。
 行動力は、いまと違う自分に出会うために絶対に必要です。
 私の好きな人たちは、みんな世界の広さを知っています。

3.自分の世界を持っている
 世の中には2種類の人がいます。ヒッチコックについて語れる人と、そうでない人です。
 この「ヒッチコック」の部分は、どんなモノでも構いません。「金融」でも「法律」でも「運転技術」でも、「初音ミク」「AKB48」「阪神タイガース」......。どんなモノでも当てはまります。
 究極にはヒトは食って寝てセックスするだけの生き物なので、何かを極める必要はありません。与えられた知識や娯楽を咀嚼するだけで一生が終わってしまう場合がほとんどで、あなたが何かを極めなくても、ほかの誰かが代わりを務めてくれるでしょう。けれど、それではあなたは世の中にとって"いなくてもいい人"になってしまいます。
 自分の世界は、自尊心を守るために絶対に必要です。
 私の好きな人たちは、みんな他の人にはない"何か"を持っています。

4.いい意味で自己愛が強い
 世の中には2種類の人がいます。自分のことが好きな人と、根拠もなく自分のことが好きな人です。
 傲慢(プライド)は7つの大罪の一つに数えられますが、しかしプライドのない人なんていません。誰だって、褒められたら喜びます。否定的な言葉をかけられたらムッとします。ヒトは喜怒哀楽を捨てられません。「自分のことが好き」なのは、みんな同じです。
 問題は、そこに根拠があるかどうかです。
 自信のない人ほど、ほかの誰かを叩きます。「あなたは自分のどんな部分が好きですか?」と訊かれて、言葉に詰まる人。「いやぁ、嫌いな部分もたくさんあるんですけど、"ここ"と"ここ"は自分でもイケてるんじゃないかって思います」と答えられない人。自分で自分を褒めることができない人は、他人の粗探しに躍起になります。他の誰かを自分より"下"だと見なさなければ、自己愛を満たせないのです。
 その姿は、はたから見るととても哀しい。
 私の好きな人たちは、みんな自分の"イケてるところ"を知っています。

5.謙虚
 自分に自信がある人は、だいたいみんな謙虚です。
 まず、自分の優秀さを誇示しようとはしません。そんなことをしなくても、周りがその優秀さを求めるからです。批判されても怒りません。否定的な意見は、能力を見直すきっかけでしかなく、プライドは傷つかないからです。ときには自分のダメな部分をさらけ出して、"自虐ネタ"に走る人さえいます。
 謙虚さとは、自分自身を"客観的なふるい"にかけられることだと思います。
 たとえば仕事の質や速さを、他の誰かと冷静に比較できること。まるで第三者のように一歩引いた目線から、自分自身を評価できること。それが謙虚さです。自信のない人にはできないことです。
 自信のない人は、わずかな謙虚さも失ってしまいます。高速道路で追い抜かれたり、スーパーで列に割り込まれたり......。そんな小さなことにも自尊心を傷つけられて、必要以上に攻撃的になってしまいます。私自身、自信喪失して地の底を這うような思いをしていたころは、そんな嫌なヤツになっていました。
 謙虚さは自信のあらわれです。
 私の好きな人たちは、みんな適度な謙虚さを持っています。

6.外見に気を配っている
「ファッションは、その人の内面のいちばん外側」という言葉があります。人の性格や考え方は、おもしろいほど外見に滲み出します。「人を見かけで判断するな」という言葉があるのは、裏を返せば、ふつうは見かけで判断できるからです。常識にとらわれるな、という意味でしかないのです。
 これは、メイクや服装だけの話ではありません。布きれや顔料だけで人間のなにが分かるのでしょう。表情や喋り方、ちょっとしたしぐさ......。そういう他人の眼から見えるものすべてを総称して、ここでは「外見」と呼んでいます。たとえ愛想笑いでも、無愛想な無表情よりずっとマシです。"他人から見られている"という意識を失うと、人はあっという間に醜くなります。
 もちろんヒトには感情がある以上、いつもニコニコしていられるわけではありません。私たちは這い寄る混沌ではありません。私たちの"表情"は、進化の過程で手に入れた素晴らしいコミュニケーション・ツールです。目は口ほどにものを言います。
 私の好きな人たちは、みんな表情豊かな人たちです。

7.ルールに縛られない
 ルールは便利です。問題解決の過程を定式化しておけば、試行錯誤の時間を節約できるからです。ヒトは基本的に、ルールを作ろう作ろうとする性質があります。たとえば風呂上りにバスタオルを使うか、それともハンドタオルを使うか。魚のフライには醤油をかけるのかソースをかけるのか。そんな小さな部分にもルールを作ってしまうのが、ヒトという生き物です。
 だからこそ、ルールに対して柔軟でなければなりません。自分が常識だと思っていることは、他の人にとっては非常識かもしれません。ルールに対して融通の効かない人は、じつはとても自己中心的な人なのです。
 ビジネス書や自己啓発セミナーは「イノベーションを起こすため」「自分の可能性を拓くため」に、ルールに縛られてはいけないと教えます。しかし、そんなものは大した問題ではない。ほんとうは、他人とうまく付き合っていくために、ルールに柔軟でなければいけないのです。ルール破りを見つけるたびに「you dirty bird!」と叫ぶのは、ただのサイコパスです。
 私の好きな人たちは、ほんとうの意味で常識にとらわれません。

8.他人の"違う部分"を喜ぶ
 世の中には2種類の人がいます。子供と遊ぶことができる人と、できない人です。
 子供は突飛なことを言います。あなたが長年培ってきた常識に、揺さぶりをかけます。自分と違う意見を目にするだけで頭に血が上る人、自分の常識が通じないだけで不機嫌になる人は、子供とうまく遊べません。
 他人のなかに自分と同じ部分を見つけてよろこぶ人は、子供を自分のコピーにしようとします。
 他人のなかに自分と違う部分を見つけてよろこぶ人は、その子の本来の力を伸ばすような教育をします。
 どちらが子供のためになるか、言うまでもありません。

 誰かの"違う部分"は、人を不安にさせます。
 誰かの"違う習慣"は、ときに人を怒らせます。
 しかし"違い"を恐れてばかりでは、狭い人間関係しか作れません。宴席でお酌されないことに機嫌を損ねる人は、たぶん10代、20代の友人がいないのでしょう。飲み会を断られてへそを曲げる人は、たぶんムスリムの友人がいないのでしょう。誰かの"違う部分"を嫌うということは、自分もその誰かから嫌われるということです。逆に"違い"を愛する人は、誰からも愛される資格のある人です。
 私の好きな人たちは、たくさんの人から好かれています。

9.想像力がある
 想像力のない人は、好奇心を持つことができません。自分の知らない知識があることを想像できないからです。
 想像力のない人は、旅の計画を立てられません。旅先でどんなものに出会えるのか、想像できないからです。
 自分の世界も持っていません。自分の世界を持つには好奇心が必須で、想像力のない人にはそれが欠けているからです。
 いい意味での自己愛は育てられません。自分の"いい部分"がどこなのか、うまく想像できないからです。
 そして謙虚さがありません。客観的な視点から自分を評価するには、高度な想像力が必要です。
 外見にも気を配りません。自分が他人からどう見られているか、想像できないからです。
 ルール以外のやり方があることを想像できない人は、いつでもルールに縛られてしまいます。
 他人について想像できる人だけが、他人と自分との"違い"に気づくことができます。

 これまでに挙げてきた8つの項目を、私の友人たちがすべて、くまなく満たしているとは限りません。同じ人でも、その日の気分や状況によってどれかを失ってしまうことが少なくありません。人間はうつろいやすいものです。けれど想像力さえ持っていれば、いつでも取り戻すことができます。
 私の敬愛する桐野夏生先生は、「想像力が無いのはそれだけで犯罪的」だと書いています。他人に暴力をふるうことができるのは、他人の痛みを想像できない人だけです。他人の不幸を笑うことができるのは、その苦しみを想像できない人だけです。この世に「諸悪の根源」と呼べるものがあるとしたら、それは「想像力の欠落」だと私は思います。
 私の好きな人たちは、どんなときも想像力を忘れません。

 究極にはヒトは食って寝てセックスするだけの生き物です。
 けれど、それではケモノと同じです。想像力のないヒトは、「人間」とは呼べません。
 人間でありつづけるために、私は想像力を失いたくないと思っています。

2012年10月18日「デマこい!」より転載)

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