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紳助流の分析でわかった「笑い」を生み出すためのたった2つの法則

2014年03月06日 19時08分 JST | 更新 2014年05月05日 18時12分 JST

幸せな人生をおくるために「笑い」は非常に重要なファクターであり、特に皆がクソ真面目になりがちなビジネスの現場では、強力な武器になる。ボクの経験上、カリスマと言われるようなビジネスリーダーやクリエイターは、笑いのセンスも抜群な人が多く、何度も腹を抱えて笑わせてもらった。

で、今回は「笑い」を生み出すためのメソッドってなんだ? を整理してみる。

ダウンタウンの松本人志が、笑いの天才と憧れ、尊敬していた島田紳助は、面白いと思う芸人の笑いのパターンを、徹底的に研究したそうだが、それに習ってボクも「漫才」「コント」「落語」「漫談」を分析、笑いに関する研究文献を調べた結果、たった2つの法則に辿り着いた。

その法則とは...。

1:緊張と緩和

これは稀代の落語家、2代目桂枝雀 が唱えた独自の笑い理論「緊張の緩和」と同じで、人は、真面目な文脈や緊張した状況がズレることで、緩和され、思わず笑ってしまう。「緊張の緩和」ではなく「緊張と緩和」と表現するほうがしっくりくる。

■緊張の緩和理論

この理論を理解するには、ブラックマヨネーズの漫才を例にするとわかりやすい。

真面目なボケと、怒るツッコミ。次第に喧嘩状態になり緊張がピークに達するなか、行き過ぎた生真面目から出るボケによってドカンドカンと笑いが起きる。年末の風物詩にもなったダウンタウンの「笑ってはいけない」シリーズも、"笑ってはいけない"と緊張状況をルールに組み込むことで、緩和との振れ幅を最大化している。やりがちなNG例は、笑い話を笑顔で語ってしまうことで、コレは確実にスベる。

笑い話は、真顔で語るべきなのだ。

これを理解するには「すべらない話」を語る芸人たちの表情と語り口調を改めて観るといい。納得いただけるはずだ。

2:推理の裏切り

人は絶えず少ない情報を頼りに、多くの推理を立てることで合理的に日常を受け入れており、この推理の誤りに気づいた際に、脳はその褒美として笑いを得ている。これは、コンピュータ科学・認知科学者のマシュー・ハーレ氏らが、ユーモアを研究した書籍「Inside Jokes」にまとめたものであり、脳科学者の澤口俊之も、笑うメカニズムを「自分の間違いを笑うというのが現在の学説。つまり、自分の思い込みが外れたことを笑うわけです」と語っている。

この推理の裏切りというのは、ブーム作りのテクニックとしても話題となった「ズラし」や、ドワンゴの川上会長が提唱するコンテンツの定義「分かりそうで、分からないもの」とも通じるものがある。

推測の裏切りについては、ダウンタウンの漫才を観れば良くわかる。

松本はことごとく、推測を裏切るのだ。

以上。

ほかにも細かいテクニックはいろいろ発見したが、いずれも所詮は上記2つの傘の下の小手先だった。

というワケで、明日からボクはスベり知らずなハズw みなさんもあれこれ試してみてください。

※「緊張の緩和」理論ほか、文中であげた漫才師の動画は、YouTubeでも観ることができるため、気になった皆さんは各自で確認してみて欲しい

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