大人からのアドバイスについての真実

社会人としてベラベラしゃべらせてもらって、今ならわかる大人のアドバイスについて気がついたことがあったので書きます。

今日の午後、起業すべきかどうか悩んでいる大学生と話をしました。起業についてイマイチ踏み切れないとのこと。

社会人としてベラベラしゃべらせてもらって、今ならわかる大人のアドバイスについて気がついたことがあったので書きます。

完璧でない大人の方が多い

私は30や40を過ぎた大人というのはもう少し完璧に近い人が多いと勝手に想像していました。しかし完璧でないどころか、学生とそう変わらない大人も多いようです。

なぜそのような勘違いをしたかというと、おそらく小学生と中学生、高校生、大学生では圧倒的な差があるため、同じようなペースで成長していくのだと思い込んでいたのだと思います。つまり大学生と30歳では、幼稚園児と高校生の違いぐらいが出るのだと思っていました。

しかし実際には社会人になってからの成長ペースや変化具合というのには人によって大きな差があります。(僕も含め)小さな頃と同じかそれ以上のペースで成長したと自信が持てる大人は多くありません。

古い情報に基づいたアドバイスしかできない

例えばあなたが今、何らかの方法で1600年頃の大人に進路相談したとして

「これからは火縄銃の時代だ。火縄銃について勉強し大量に生産すべきだ」

と言われて本気で考えるでしょうか?考えませんよね。「時間の無駄だった」と思うのが普通です。なぜなら火縄銃がこれから役に立たないことは明確だからです。

しかし私は年上に相談するのは基本的にこれと同じことだと思っています。5年前、10年前、20年前、30年前に社会がどうだったということに基づいてされるアドバイスというのはほとんど意味がありません。

携帯がなかった頃、インターネットで世界中が繋がってなかった頃の攻略法はもう使えないのです。もっと言うと害すらあると思います。

公平の為に書くと、34歳の私だって生まれた時からインターネットがある今の10代の人たちの感覚というのは想像がつきません。

自分ができないことを「君にはできない」といってしまう

なぜか私に「君にはそういうことはできない」とわざわざ言ってくれる人と定期的に出会います。そういうことを言われると傷つくし、不安になります。でもそれは大抵私ができるかどうかではなく、言った本人ができてこなかったことです。

否定をされたときは、やってきた人が言っているのか、やらなかった人が言っているのか注意深く聞きましょう。やらなかった人のいうことは考える必要はありません。

若い頃の気持ちは忘れている

もう私は脂ののったカルビを食べたいという気持ちが思い出せなくなってきています。スノーボードに行って日が暮れるまで滑るという気持ちも。

何なら夜遊びなんかせずに学校でもっと勉強しておけばよかった、先生と仲良くすればよかっただなんて当時と逆のことを真剣に思っています。バカになったのでしょうか? いいえ、当時の大事だったことを忘れてるのです。

確かに昔はカルビだけをお腹いっぱい食べたかった気持ちがあったというのは覚えているのですが・・・以上。

最後に

私も何かチャレンジをするときは勇気付けてくれる人が周りにいました。ですので、勇気をもらいたくて相談相手を探しているなら応援したいと思います。

あのカート・ヴォネガットも子どもと喧嘩した時はこう言ってたそうです。最後は自分の気持ちで決められるといいですね。

「うるさい!わたしだってまだ生まれたばかりだ!」

これで駄目なら P29 カート・ヴォネガット