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朝食抜きは脳出血リスク高める 8万人大規模調査で判明

2016年02月10日 02時49分 JST | 更新 2017年02月08日 19時12分 JST

朝食をほとんど取らない人は、毎朝食べる人と比べて脳出血を起こすリスクが36%高まる、とする大規模調査結果を国立がん研究センターと大阪大学の研究グループがまとめた。朝食を抜くことによる血圧上昇が関係しているとみられる、という。

研究グループは、45~74歳の男女約8万2千人を対象に約13年間追跡調査した。その結果、3772人が脳出血などの脳卒中を、870人が虚血性心疾患を発症した。朝食の回数と発病との関連を詳しく調べると、週に多くても2回程度しか食べないグループは、毎日食べるグループと比べて脳卒中を起こすリスクが18%高く、特に脳内血管が破れる脳出血のリスクは36%と(脳卒中全体のリスク%の倍)高かった。心筋梗塞などの虚血性心疾患と脳卒中を合わせた循環器病全体のリスクは14%高かった。

研究グループによると、脳出血の最も大きい発症要因は高血圧で、特に早朝の血圧上昇は危険因子で、朝食を取らないと空腹によるストレスで血圧が上がりリスクを高めている、という。

関連リンク

・国立がん研究センタープレスリリース「多目的コホート研究―朝食の欠食と脳卒中の関連いついて

サイエンスポータルの過去の関連記事

・2016年1月21日ニュース「高齢者の血圧高める物質を特定 生理学研究所チーム

・2014年5月14日ニュース「脳卒中専門医は4割が燃え尽き症候群

・2009年2月6日ニュース「メタボリックシンドロームは慢性心不全にもなりやすい

http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2016/02/20160208_03.html