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集団的自衛権の行使容認

2014年04月16日 16時05分 JST | 更新 2014年06月15日 18時12分 JST

自民党は3月17日、郵政民営化問題以来9年ぶりとなる総務懇談会を開きました。

テーマは集団的自衛権。みっちり2時間、20人が意見を述べました。私は司会をしました。実にさまざまな意見が出ました。20年以上自民党にいますが、安全保障についてこんなに幅広い意見を聞いたのは初めての経験でした。

たしかに自民党は政権公約として、集団的自衛権の行使容認をうたっています。しかし、これは自民党が野党だった時の話。自民党が支持層を固めるために、より右に、保守的になって差別化を図っていたときのことです。私はこのとき、妊娠出産の時期だったため、それらの議論には直接参加していませんでした。

私は行使そのものついては否定しません。必要な局面もあるでしょう。

しかし、今の議論については疑問に思うところもあります。

たとえば、集団的自衛権の行使について、必要性については非常に多く説かれています。一方で、変えることのリスクについては説明されているでしょうか。それをもっと考えてほしいと思うのです。

日本は第二次世界大戦後に憲法が制定されてから今までずっと、行使を認めないで来ました。なぜ今まで変えなかったのか。それを考えることが重要なのではないでしょうか。国際社会の一員として、それが必要だったからではないでしょうか。自衛隊は人を殺していないし、殺されていません。それが変わるわけです。すべての自衛権の行使を認めることによるリスクも合わせて説明してほしいのです。

原発だって、ずっと便利で安全だと言われていました。しかし震災で、そうではないことがわかりました。物事には両面あるのだということを原発の事故は教えてくれたのではないでしょうか。

そのためには、集団的自衛権の行使についてはもっともっと党内で議論をしたいと思います。

人間の考え出すことはパーフェクトではありません。今、私の率いる総務会でいろいろな法案の審査をします。小泉時代の改革について、見直す法案もあります。それを見るたびに、完璧なものはないとつくづく思うのです。

利点とリスクはみんなで背負ったほうがいい。そのためにも、議論を尽くすべきだと思います。