BLOG

国立がん研究センター発表「緑茶1日5杯で死亡リスク低くなる」 そのワケは?

2015年05月15日 17時02分 JST | 更新 2016年05月14日 18時12分 JST

2015-05-14-1431598114-9491435-05132.jpg

新茶の季節です。緑茶の健康効果はよく知られていますが、このほど、国立がん研究センターの研究チームが、緑茶を習慣的に摂取する人たちは、死亡リスク及び心疾患、男性の脳血管疾患及び呼吸器疾患による死亡リスクの減少がみられたという研究結果を発表しています。

これまでにも緑茶は循環器疾患やがんとの関連について研究が行われてきましたが、健康の指標となる全死亡や主要な死因との関連についてはあまりよく分かっていませんでした。

研究チームでは、40~69歳の男女約9万人を研究開始(1990年または1993年)から2011年まで追跡した調査結果をもとに、緑茶の習慣的摂取と全死亡・主要死因死亡リスクとの関連を検討。その結果、平均で約19年の追跡期間中に亡くなった1万2,874人のうち、5,327人ががん、1,577人が心疾患、1,264人が脳血管疾患、783人が呼吸器疾患、992人が外因による死亡だったとのこと。

さらに、緑茶を1日1杯未満飲むグループを基準として比較した場合、1日5杯以上飲むグループの全死亡リスクは、1杯未満の人に比べ男性の全死亡13%、女性の全死亡で17%低く、摂取量が増すにつれてリスクが下がることがわかったとのこと。

死因別には、がん死亡との関連は男女ともみられなかったとのことですが、心疾患による死亡は男女とも低く、脳血管疾患と呼吸器疾患については男性でのみ低いという結果だったそうです。心疾患などによる死亡リスクの低下がみられた理由について、研究チームは、緑茶に含まれるカテキンが血圧や体脂肪、脂質の調整をおこない、またカフェインが血管保護、呼吸機能改善などの効果をもたらしたと推定しています。

急須で淹れるのが面倒という人は、水出し緑茶など、お手軽なティーパックや粉末緑茶などもさまざまに売られています。是非お茶をもっと楽しみましょう!

セルフドクターニュースについて
セルフドクターニュースは、「セルフドクターネット」から生まれたスピンオフコーナーです。いつまでも健やかで美しくいたいあなたのために、役に立つネタ情報を、毎日お届けします。

【人気記事ランキング】
腸内に「デブ菌」を持っている人は太りやすい! デブ菌を減らす食べ物は
2日目のカレーに要注意! "寝かせたカレー"で食中毒になる可能性も......対策は?
日傘の色 「黒の方がいい」は間違い? 紫外線カットに効果的な日傘の選び方
海外への渡航歴がなくても感染 蚊を媒介とする「デング熱」とは?その症状と予防法
今年の夏は暑い!? 今からできる熱中症対策は

セルフドクターニュースはFacebook ページでも情報発信しています

セルフドクターニュースはTwitterでも情報発信しています