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「ネコは地球を救う」だからまずは猫を救う!~ネコ市ネコ座ってなんだ?~

2014年08月30日 01時56分 JST | 更新 2014年10月27日 18時12分 JST

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猫カフェ・ネコリパブリックを運営する河瀬麻花(かわせあさか)さんから当サイトへ寄稿して頂きました。猫の殺処分について、それを減らすために始めた猫カフェについて、そして来月開催の猫祭り・ネコ市ネコ座にかける想いについて書いて頂いています。

■ネコの保健所持ち込みを減らすには?

現在、全国の保健所で殺処分されているネコは、1年間で約13万匹と言われている。 地域によってかなりの格差はあるようだが、殺処分ゼロを達成したところもあれば、なんと、持ち込み当日に殺処分をしてしまうような地域もまだ存在する。

殺されているネコの8割は生まれたばかりの子猫だという。 更に安楽死ではなく、15分間ガス室で窒息させ、もがき苦しみながら死んでいくという方法、それが今日もどこかの保健所では行われているのだ。生粋のネコ好きとしては、本当に心が痛む事実だ。

子供の頃、殺処分の事実を知ったときに、「なぜ?なぜ?なぜ?」が頭を巡った。 大人になった今でも、ずーっと「なぜ?」という気持ちは消えない。絶対に、殺さないで済む方法があるはず。

現場で殺す人は、それが仕事。 そんな仕事がこの世に存在してはいけないと思う。 きっと現場の方々は、毎日心を傷めながら、あるいは心が傷つくのを防御するために思考を停止して作業として仕事をしているのではないか、って思う。

何がいけなくて何がよい......という単純な問題ではないが、きっと犬やネコなど動物の殺処分については、解決方法が絶対的に存在するのだ。

■殺処分を無くす方法。

まず一つ目は、ネコの飼い主のマナー向上。

具体的な方法としては、まずは飼い主の持ち込みをゼロにする。 そのためには、ネコを飼うなら終生必ず愛し続けることを飼い主側で徹底する。これは本来当然のことだけど、病気になったからとか、離婚するから、引っ越しするから、とそんな理由で持ち込まれるペットたちも多いのが悲しい現実だ。

次に飼い猫の避妊・去勢の徹底と、室内飼いの徹底。 まだまだ外飼いをしている飼い主は多いが、外と家の中を自由に行き来するということは、ネコにとってとてもリスクが高いことを知ってほしい。猫エイズに感染してしまう可能性が高まるし、交通事故や迷子になってしまう可能性だってある。 避妊・去勢をすることで発情を抑えることができるので、脱出してしまうリスクをおさえられ、猫独特の病気になるリスクも抑えることができるのだ。

そして二つ目は、地域猫活動や、TNR活動(後述)を広めること。

野良猫問題を解決する方法。 それは地域のボランティアと行政などが協力して、野良猫の避妊・去勢を行い、避妊・去勢をすませた猫は、一代限りの命として、地域で暖かく見守るという方法をとること。

猫は1年間で、4回出産することができる、1回の出産で平均5匹の子猫を産む。自分の家の軒先やガレージで野良猫が子猫を産んだから......公園で子猫がうまれていたから......と保健所に持ち込まれる子猫が後をたたないのだ。

その負の連鎖をたつには、野良猫を保護し(T:トラップ) 避妊・去勢し(N:ニューター)元の場所に戻す(R:リリース)※その際に去勢避妊済のマークとして、片耳をカットすることもある。このTNR活動を、地域のボランティアと、行政が協力して行っていくことで、劇的に、殺されるためだけに生まれる命が減るのだ。 増えることのない一代限りの命ならば、地域であたたかく見守ることもできるのではないかと思うのだ。

かわいそうな野良を見てなんとかしたいけど、捕まえられないという人も多い。「保護機」という優れた道具があるのを知らないからだ。 保護機は、ボランティア団体さんに頼めば無料で貸してくれるし、地域の保健所でも借りることが出来る。

とっても単純な活動だけど、知らない人が多いのが事実。

■猫共和国、設立。

こんなに大切な事を多くの人に知ってもらうにはどうしたら良いんだろう?と想い、私たちは2014年2月2日、まずは岐阜県岐阜市に保護猫カフェ「ネコリパブリック」を立ち上げた(略称・ネコリパ)。

ネコリパブリック NECO REPUBLIC

この猫カフェは継続性を持つことが出来るよう、運営資金は自前で稼ぐ「自走型」にこだわった。

保護された猫達に会いに来るだけで、保護活動の支援になる。 そして気に入った猫は、審査を通ったら、新しい家族として迎え入れてもらうことが出来る。 今年の9月には、大阪心斎橋にも第二号店をオープンさせる予定だ。 ネコリパブリックの目標は、2022年2月22日までに行政による猫の殺処分をゼロにすること!

この猫カフェを運営してみて、やはり多くの猫好きの方々が、上記の殺処分の解決方法を知らない事がわかった。この解決方法をもっともっと、多くの人に、一気に広めるために何ができるか??それを考えて、ある結論にたどりついた。

猫の祭りをやろう!!

猫嫌いの人も、猫に興味のない人も、もちろん猫が大好きな人も、単純に楽しめる祭りをしよう!

その祭りを通して、伝えたいメッセージを伝えていこう!

■クラウドファンディング開始。まさかの一週間で......!

......そんなこんなで今年9月20日に、アメリカで大人気の猫の映画祭を日本でやるためにクラウドファンディング(ネット上で資金を募る事)をはじめた。驚いたことに......なんと開始1週間で目標金額の100万円を達成してしまったのだ! これで、猫祭りは開催できる。

開催までまだまだ時間はあるので、更なる目標金額を222万円(にゃんにゃんにゃん)に引き上げた。これが達成できたら東京と大阪で盛大な猫パーティーを行うことにした。これでネコリパブリックをもっと沢山の人に知ってもらって、もっと沢山の猫を救う事が出来る。

今回のクラウドファンディングは単なる寄付ではなく、リワードという、プロジェクトオーナー側が用意した商品を購入することで、支援ができるシステム。こちらのページに、私の熱い思いを語っているので、もし共感していただけたら、ぜひ支援いただきたいと思う。

保護猫カフェ「ネコリパブリック」のチャレンジ!ネコ市ネコ座「ネコ祭り」プロジェクト

http://kibi-dango.jp/info.php?type=items&id=I0000053

知らないことを、知ってもらうきっかけ作り、猫好きだけじゃなく、その周りも巻き込み、伝えたいことを伝えていきたい。

全員が、保護活動や、TNR活動をやる必要は無い。実際の行動を起こすのは、私たち超猫好き人間だけでOK なのだ。 ただ、こういう活動があるってことを皆に知ってもらいたい。そして、その活動をする人を温かい目で見守ってもらいたい。 猫が嫌いな人も、そんな活動をする人がいる、その活動をすることで、野良猫等の問題が解決できる......こんなことを知ってもらうのは、とても大切だと思うのだ。 

ネコリパブリック首相・ベーグル屋エルクアトロギャッツ代表 河瀬麻花

なお、ネコ市ネコ座は9/7・9/20に岐阜にて開催されます。

イベント詳細はネコ市ネコ座公式ページにて。

http://www.neco-republic.jp/nekoichinekoza/

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シェアーズカフェ・オンライン編集部