滋賀県知事選、弘兼憲史作品など

通常国会が会期通りに閉幕した後は、集団的自衛権行使容認の閣議決定、7月13日投票の滋賀県知事選挙対策、11月に予定されている沖縄県知事対応に加えて、今日は名古屋、明日は青森、岩手、明後日は香川、月曜日は北海道、と各地の党支部や議員の催しでの講演等に追われて、国会開会中以上の過密なスケジュールとなっております。

石破 茂 です。

通常国会が会期通りに閉幕した後は、集団的自衛権行使容認の閣議決定、7月13日投票の滋賀県知事選挙対策、11月に予定されている沖縄県知事対応に加えて、今日は名古屋、明日は青森、岩手、明後日は香川、月曜日は北海道、と各地の党支部や議員の催しでの講演等に追われて、国会開会中以上の過密なスケジュールとなっております。

特に滋賀県は、相手候補のパフォーマンスに有権者が反応する可能性があること、都議会や閣僚の発言によるダメージがあること、閣議決定に対する一部報道の強い批判があることなどが懸念され、当方としてはこれらに対する誠意ある対応を地道にしていかなくてはなりません。いかなる困難な条件であったとしても、それを乗り越えていかなくては本当の選挙とは言えません。厳しい戦いに勝ってこそ真の力なのだと言い聞かせつつ、残り期間全力を尽くします。

集団的自衛権についてのご意見を多く頂いております。これまでの私の著作、ブログ、新聞・雑誌記事などお読みいただければと思います。早めに「Q&A」方式のものを作成したいと思ってはいますが、この問題をそう簡単にそのような形式でまとめてしまうことには少し無理があるのかも知れません。移動時間にでも精一杯考えてみます。

「島耕作シリーズ」で有名な漫画家、弘兼憲史氏が漫画家生活40周年を迎えられたとのことで先日雑誌社からインタビューを受けました。これを受けるに当たり、久しぶりに弘兼氏のもう一つの代表作である「加治隆介の議」をざっと読み返してみたのですが、10数年前の作品でありながら今日に通じるテーマが数多くあり、改めて共感を持って読んだことでした。ラストでは総理大臣となった加治隆介が初の施政方針演説で集団的自衛権行使の必要性を訴えるのですが、その他にも政治改革、警察権と自衛権、核抑止力、北朝鮮問題、文民統制、マスコミ報道のあり方など、今でも学ばされることの多い作品です。全20巻、中古本でも比較的容易に入手可能かと思います。ご一読をお勧めいたします。

週末日程は冒頭書いた通りです。日曜日午前9時から日曜討論(NHK)に出演の予定です。与党二党対野党八党、というよくわからない混乱した討論になることを懸念しますが、心して臨みます。

各地で豪雨災害が報ぜられています。お気をつけて、お元気でお過ごしくださいませ。

(2014年7月4日「石破茂ブログ」より転載)

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