宮城県議選、各種講演など

先週末応援に入った宮城県議会議員選挙は、自民1議席減、公明現有維持、民主大敗、共産倍増という結果となりました。

石破 茂 です。

先週末応援に入った宮城県議会議員選挙は、自民1議席減、公明現有維持、民主大敗、共産倍増という結果となりました。

安保法案を争点化しようとした戦略は、結局共産党だけを利する結果となったようです。地方選と国政がそのまま連動するわけではありませんが、来年の参院選にいくつかの示唆を与えていることは確かです。

今週も、先週と同様、比較的平穏な日々が続きました。講演だけはやたらと多くて、週に10回近くこなすのですが、内容をリニューアルする時間的な余裕が無いのが目下最大の悩みです。

毎週いくつかの素晴らしい先駆的な取り組みを拝見させて頂き、三冊ぐらいの本や数本の論文を読むのですが、十分に咀嚼できないままに終わっているのが実情です。こんなことではいけませんね…。

今週29日水曜日、2015ワールド・アライアンス・フォーラム東京円卓会議「公益資本主義と成長戦略」にて冒頭挨拶を致しました。ご存知の方も多いと思うのですが「公益資本主義」は内閣府参与でもある原丈人氏が提唱しておられる概念で、「金融資本主義」とも「国家資本主義」とも異なる極めて啓発的な考えです。

「里山資本主義」とともに、よく熟読・咀嚼して、自らの考えの足らざるところを補いたいと思います。

地方創生をどのように広くご理解いただくか、ということには、いつも頭を悩ませます。

防衛担当であった時、「国防」(新潮社刊・今は新潮文庫になっています)や「軍事を知らずに平和を語るな」(清谷信一氏との対談・KKベストセラーズ)などを出し、それなりに努力はしてきたのですが、漫画版「国防」(マンガで読む国防入門 画・原望)はかなり良い出来であったにもかかわらず、あまり売れ行きは伸びませんでした。

まだ全部読んではいないのですが、「地方は活性化するか否か マンガでわかる『地方のこれから』」(こばやしたけし・学研プラス)はかなり面白そうです。

週末は、31日土曜日が東北地方・地方紙社長との懇談会、東北7新聞社協議会主催「とうほく創生GENKIプロジェクトフォーラムIN山形」で講演とパネルディスカッション(山形県天童市)、寒河江市観光拠点化視察、西村山広域観光戦略推進事業参加自治体との意見交換会(山形県寒河江市)。

11月1日日曜日がJファーム苫小牧植物工場視察(北海道苫小牧市)、「宗谷の地方創生を考える会」との意見交換会、幌加内町との懇談会、北海道グラウンドワークフォーラム「2020年代の北海道を見渡そう」にて講演とパネルディスカッション、フォーラム主催者との懇談会(札幌市)、という日程です。

あっという間に今年のカレンダーもあと2枚になってしまいました。

今年の秋は、せめて一泊でもいいから北海道の紅葉を見る旅をしてみたいなと思っていたのですが、結局果たせないままに終わってしまいました。

いつの日にか、と思いながら30年が経ってしまいました。お休みを無理やりに取っても良いのですが、結局、後にそのしわ寄せが来てもっと大変になるというだけの話で、どうにもなりません。「休むのも仕事のうち」というご忠告を頂く度に、自分の要領の悪さを痛感致します。

皆様、お元気でお過ごしくださいませ。

(2015年10月30日「石破茂オフィシャルブログ」より転載)

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