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実務者合意など

2013年12月06日 22時45分 JST | 更新 2014年02月05日 19時12分 JST

石破茂です。

昨朝、自民、公明、維新、みんなの党の実務者間で合意し署名された、特定秘密保護法案に対する見解をまとめた文書は、相当に深い内容が盛り込まれています。実務者の真摯な努力に深く敬意を表します。

 

本法案の成立後も、立法府・行政府とも更なる努力が必要です。このような実務者たちの地道な努力はメディアにほとんど報道されませんが、必ずいつか成果となって現れるものと確信します。

防衛庁、防衛省で仕事をしていた時、内部で議論や決定されたことが数日のうちに新聞に載ることが頻繁にあり、情報保全体制に大きな疑問を持ったものでした。

 

イラクに自衛隊を派遣した際、現地の実情を視察し、より実態を把握するとともに、現場の自衛官を激励したくて何度も極秘裏に視察計画を立案したのですが、毎回メディアの知るところとなって結局実現はしませんでした。誰がいかなる意図をもって報道に漏らしたのか、最後まで判明もしませんでした。

 

防衛庁長官の訪問計画のどれほどの部分が秘密に当たるかは判断を要することですが、漏洩に対する抑止力が十分に効いていなかったことは事実でしょう。

 

私自身が危害に遭おうとどうなろうと、それは職務上負うべきリスクですが、現地の活動に支障をきたしたり、現場の隊員にまで危害が及んだり、それが他国にまで影響を及ぼすようなことがあってはならないのであって、その時の判断はやむを得ないものでしたが、随分と悔しい思いをしたことでした。

 

戦争をするためではなく、戦争にならないためにこそ、この法案が必要なのだということ、そして指定のルールを明確にすることにより、時の政権の恣意を防ぎ、情報公開が進むという長所があることを、もっと多くの国民に理解していただく努力が今後も必要です。

今週末の日程は全く流動的ですが、土曜日に「激論!クロスファイア」(収録)、日曜日に「報道2001」「日曜討論」の出演が予定されております。

皆様お元気でお過ごしくださいませ。

(※この記事は2013年12月6日の「石破茂ブログ」より転載しました)