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心理分析 元東京都知事舛添要一氏とはこんな人

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舛添要一氏は「問題回避型」

「夢と希望に溢れる国づくりの第一歩は、政治改革である。カネがらみのあらゆる癒着を断ち切る━━ これなくして、日本が夢と希望を持てる国に生まれ変わることはありえない」


これは舛添さんのセリフだ。

「カネがらみのあらゆる癒着を断ち切る」という今では笑えないジョークとなってしまったが。

この発言からわかるのが、彼は目の前の「問題」に意識を向けて、それを回避することや、解決することにモチベーションが上がるタイプだ。

問題を「断ち切る」ことで「夢と希望」が持てるという発言から、嫌なものを回避することで何かを得ようとしている彼の姿勢が見える。

「問題回避型」と言われるタイプだ。

一方の都知事に立候補すると噂のあった蓮舫氏は、

「次の世代にいい日本を残したい。それは国政でしか、やっぱりできない。わたしの志です。」

というセリフから、「目的」や「目標」に向かっていくことで力を発揮する「目的志向型」と言われるタイプだと思える。

彼女を都知事に引っ張り出すには、彼女のモチベーションが上がるような明確な目標が必要なのだ。

さて、舛添氏に話題を戻すが、彼は子供の頃に経済的に苦労したという話から察するに、「貧乏」「貧困」から逃れるというパワーで都知事のポジションまでたどり着いたと考えられる。

政治資金の使い方が「セコイ」のも、その時の苦労の裏返しだ。

びた一文たりとも身銭は切らない。そんな強い姿勢が観れる。

彼のエネルギーは「常に今の自分のままでは見捨てられる」という恐怖からの脱却だ。

自分は特別な存在でなければいけないと考えて、強欲なまでに現状の自分の不備を埋めようとする。

常に特別な立場や肩書きを求めてとして、現状に満足することはなく、飽くなき追求を続けるのだ。

そして人前で常に特別な人間でありたいと思うあまり、自分の感情を誇張して表現する。

討論会で激昂したり、最近の会見でも目を見開いて感情をあらわにするのは、内面に流れる感情を過剰に演じているのだ。

繊細で感性が鋭く、美しいものや造詣の深いものに憧れる。

美術品やロマンティックなものを求めるのもこのタイプの人間の特徴だ。

それを手にいれることで、現状の不備から逃れることができるのだ。

時間の使い方も、好きなものにのめり込んだら、時の経つのを忘れて没頭してしまう。

おそらく都知事室では ヤフオクに何時間も時間を費やして、少しでも安く美術品を競り落とそうとしていたのだろう。

常に自分は特別な存在であるという意識から、「私はあなたたちとは違う」というオーラを放ち、近寄りがたい雰囲気を作り上げる。

自分を際立たせることが好きなので、自分でストーリーやドラマを創り出す。


「母の介護が私の原点です」などとという身内を敵に回すような嘘をついたのも頷ける。

この自分が特別な存在であるという優越感は、「自尊心」の低さの表れでもある。

心のどこかで自分を小さい存在と自覚しているからこそ、高尚な趣味やドラマチックストーリーを身にまとう必要があるのだ。

それは、自尊心の低さをカバーするための必死な努力の表れである。

今回の事件で身ぐるみをはがされ、自尊心はさらに小さくなり、ボロボロになり、落ち込んでしまったに違いない。

このタイプの人は、いったん自分の世界が崩壊すると、ひっそりと引きこもり状態になることも多い。

都知事最後の日、コメントもなく都庁を立ち去った姿にその態度が現れている。

再び復活するためには、何か大きなストーリーが必要だ。

(2016年06月22日「ボトルボイス」より転載)

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