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「太っている方が可愛い」という空気を作っていきませんか

2014年08月11日 23時35分 JST | 更新 2014年10月11日 18時12分 JST
photka via Getty Images

僕は2年間日本のブラジルレストランで働いて、リオ・デ・ジャネイロで2ヶ月間住んだことがあるのですが、その頃の友人のブラジル人女性がこんなことを言いました。

「私、すごく胸が大きいでしょ。もう本当にコンプレックスで。もっと小さくならないかなって思ってて」

解説しますね。ブラジル人男性って「女性はお尻が大きいのが最高」って思ってるんです。そして、すれ違う女性のお尻ばっかり見てて、「今の女の子のお尻見た? 最高だよな」ってことを言うんです。

そして、「女性の胸」に関してはそんなに興味を持っていなくて「胸? そういえばそういうものもあったよね」って感覚なんです。

だから冒頭の女性のように「胸が大きいのイヤだなあ」っていう感覚は、日本人女性が「私、お尻が大きいのコンプレックスなんです。もっと小さくならないかなって思ってて」というのと同じ感覚なわけです。

そういう「何が魅力的か」という感覚って、国や文化や時代によって全然違ったりしますよね。

             

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ところで、最近の日本の若い女の子ってちょっと痩せすぎだと思いませんか?

すごく細いのにまだ「痩せたい」なんてことを言ってるのを聞くと、身体を壊すんじゃないかってとても心配になることもあります。

若い女の子たちが「痩せたい」って気持ちも理解はできます。確かに痩せてる方が服を着たときにカッコ良く、可愛く見えるような気がするんです。

でもそれって、メディアで「すごく細いモデルが出ている」のに僕らが見慣れてしまっているからだと思うんです。何度も何度も見て、刷り込まれてしまったんだと思うんです。

最近は「ちょっとぽっちゃりしている女性の方が魅力的」というような特集を雑誌なんかでもたまにあるようですが、もっと意識的に「ちょっと太めで健康的に見えるモデル」を採用して、「ちょっと太っている方がカッコ良くて可愛い」みたいな空気を僕たち大人が用意してあげるのってどうでしょう?

「最近痩せてきたから、服があんまり似合わなくなってきて。もう少し太んないと服が可愛く見えないんだよね」って会話が若い女の子の間で交わされるようになれば良いのになって思います。

bar bossa 林伸次

著書「バーのマスターはなぜネクタイをしているのか?」http://goo.gl/rz791t