それでも僕は選挙に行かなかった

20歳になってから、私はすべての選挙に行ってきました。なので、投票が簡単に終わること、難しくないこと、そして政治の重要性も少しながら分かっているつもりです。

先日、投開票が行われた『参議院議員選挙』

新たに導入された『18歳選挙権』は、18歳の年齢別投票率が51,17%を記録。

一方、進学や就職で住民票を移さずに地元を離れる人が増える19歳は、39,66%と課題もみられる結果になりました。

私も現在、21歳でもちろん投票権があります。

過去、3回あった選挙にも全て自分の意志で投票に行っていました。

さらに私が現在、取り組んでいる『名古屋わかもの会議』でも

地域を知り、考え、発信することで、社会や政治にも関心を持ってもらいたいと活動を展開しています。

(投票率を上げたいということはあまり言いませんが...)

また、選挙前は様々なイベントに登壇させていただき、同世代に少しでも関心を持ってもらえるよう、発信をしてきました。

(↑橋下徹氏との討論会にも登壇)

『政治は私たちの生活につながっているものであり、無関心でいてはならない』

『わかものが声をあげないと、これからの未来を担う私たちの意見が無視されてしまう』

ということをここでも発信しました。

また、投票率の向上を目指す学生団体ivote愛知、若者と政治をつなげているNPO法人ドットジェイピー愛知支部とも一緒に投票に基準を考え、そして実際に立候補者を招いたイベントを開催しました。

(↑イベントの様子)

実際、政治家は当選をすることが一つの目標になります。

そうなると母数が多く、投票に良く行ってくれる高齢者向けの政策が重視されるのは当たり前です。

しかし、これからの未来を担っていくのは私たち『わかもの世代』であります。

その『わかもの』がしっかり選挙に行くことで、政治家も無視できない勢力にしていく必要があります。

これらのことを私自身分かっていながら、そして投票に行こうとは呼びかけてはいないものの、政治に関心を持とうと率先して発言をしてきましたが実際、私は参院選に行かなかったのです。

白票でもいいから行くべき。

選挙に行かなかった人は、その後の政治の動向に口出すべきではない。

これらの理由もわかります。

もちろん、『選挙に行かない俺、かっこ良い』とかつまらないことを考えているわけでもありません。

先に述べたように20歳になってから、私はすべての選挙に行ってきました。

なので、投票が簡単に終わること、難しくないこと、そして政治の重要性も少しながら分かっているつもりです。

選挙には○○の額の税金が使われており、選挙権を行使しないと○○円を無駄にしたことになる。という統計を出す人もいます。

気持ちは分かります。

しかし、私は5分という短い投票にかける時間、労力、期日前投票などの制度を活用してでも、これらに見合う価値はないと判断をしたのです。

投票に行かない人が悪いみたいな風潮もあります。

だが、私はしっかり考えた上で『行かない』という手段を選んだのです。

行くべきだったという気持ちも少なからずあるのも事実です。

しかし、消去法を用いてでも自分の未来を託したいと思う人が全くいなかったのも事実です。

若者の投票率の低下がよくメディアでも取り上げられます。

そこで言われるのは、わかものが変わっていくべき。

どこか責任をなすりつけられている気もします。

しかし、本当は政治こそが変わっていくべきなのかもしれません。

注目記事