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多様性を認めることのたいせつさ。

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2015ミス・ユニバース日本代表の宮本エリアナさんと2016ミス・ユニバース和歌山代表の野原春香さんが議員会館に表敬訪問してくれました。宮本さんは来年1月開催の世界大会に、野原さんは来年3月の日本大会に出場されます。

宮本さんは米国人の父親を持ついわゆる「ハーフ」として初めて日本代表に選ばれました。これまで、いわれなき差別を受けた経験もある彼女は「日本と世界から人種への偏見をなくしたい」と訴えています。心から応援したいと思います。彼女は、ハフィントンポストの取材に次のように答えています。

『ゴミを投げつけて笑われたり、知らんぷりされたりしました。「色が移る」と言われて、遠足や運動の時間に手をつないでくれませんでした。プールの時間もそう言われました。日本生まれ日本育ちなのに「アメリカへ帰れ!」と言われました。

『外見のせいで受けたつらい経験から、肌の色がコンプレックスに変わっていきました。当時を乗り越えられたのは、お母さんが「あなたの肌は綺麗よ」「みんな羨ましいからそんなことを言うのよ」と、肌の色を褒めてくれていたからだと思います。』

『日本はグローバル化していると言いますが、まだ根本的なことが変わっていないと思います。というのは、例えば、仕事では海外の人を使うのに、いざハーフの人たちが「自分は日本人だ」と言っても否定されてしまうのです。』

『日本で生まれ、日本で育っているのに、日本人ではないのであれば、ハーフの私達は何人なのでしょう?そして、それはつまり外国人に対する偏見につながっていると思うので、そういった認識を変えていきたいのです。』

今、安倍内閣は「1億総活躍社会」をスローガンにしています。その内容は不明確なので、私は批判的な立場ですが、私たち一人一人が生き生きと暮らす社会を目指すなら賛成です。

そのためには、価値観も含めていろんな多様性を認めることが大前提です。お互いの考え方の違いに寛容な社会であるべきです。人種や民族の違いで差別するなどもってのほかです。

先般、非嫡出子の権利制限が憲法違反との最高裁判決が出た時に、自民党ではこの判決を批判する声が公然とわきました。近々、選択的夫婦別姓を認める最高裁判決が予想されます。今こそ、LGBT(性的マイノリテイ)の人々への寛容性が問われています。

一方で、自民党の憲法改正草案は硬直的な家族観を国民に押し付ける内容になっています。私が信じる穏健中道のリベラル保守の考えは、多様性を重んじ、個人の自由と平等を最大限に尊重する考え方です。そして、ジェンダーや貧富の格差などに正面から取り組む社会包摂的なアプローチを最優先します。宮本エリアナさんとお会いして、お話ができ、その思いをますます強めることができました。

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Ariana Miyamoto
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