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岸本周平 Headshot

英国のEU離脱に冷静に対応するには

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国民投票の結果、英国のEU離脱が決まりました。

為替と株式の市場が乱高下しています。関係者が冷静になれば、相場は戻ってくるでしょうが、過剰に反応することは避けなければなりません。  
 
中東に端を発する世界情勢の混乱の下で、経済面だけではない英国民の判断がなされたのでしょう。国民の間にくすぶる閉塞感が、米国のトランプ現象や、英国のEU離脱の要因の一つであることは間違いありません。    

オーソドックスな政治指導層の考えと、国民の感性に大きなずれが起きているようです。私にとっては、この3年間の安倍政治も、同じ流れの中に位置づけられます。    

従来の決まりや正統的な考え方と真っ向から反する安倍政治を「反知性主義」だと批判してみても、せん無いことです。国民の多くが支持しているのですから。私たち民進党も、これまでとは違う政策で国民の不安感や閉塞感を打ち破ることを目指すべきです。    

今回の英国のEU離脱も同じことです。    

欧州も新たな局面を迎えたわけですが、ユーロ導入の過程をつぶさに見てきた経験から、私は、なお欧州の政治指導者間の信頼関係に期待したいと思います。良いか悪いかは別にして、欧州の政治は、いわゆるエリート主義です。政治指導者の間の理想を目指す熱意がユーロを生み出しました。  

しかし、最近のギリシャのポピュリズムや欧州の極右政党の台頭などで、様相が変わってきました。それでも、私は、欧州のエリート主義政治に期待します。  

EU離脱の手続きが終わる数年の間に、英国がEU各国とバイの自由貿易を含む経済連携協定などを結ぶことになるでしょう。経済面での損害を最小限にする彼らの努力を日本政府も冷静に応援すべきです。日本政府が進めているEUとの経済連携協定と同時並行で英国との交渉も行っていき、橋渡しの役目を果たすべきです。