消えゆく傷、受け継がれる想い【東北復興支援ボランティア最終章】

私も発起人の一人となり、前半は副代表も勤めさせていただいたこの団体(ふらいパンダ)も、今月をもって支援活動が終了となります。

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。

本日は2011年に立ち上げた東北復興支援団体

非営利団体ふらいパンダ

の活動で、宮城県七ヶ浜町と名取市に来ています。

先の3月11日の記事でもご報告させていただいた通り、私も発起人の一人となり、前半は副代表も勤めさせていただいたこの団体も、今月をもって支援活動が終了となります。

3.11。ふらいパンダに5年の区切りと、それぞれの6年目の誓いを。

折しも熊本で大きな災害があったばかりで、今月の活動方針についても思うところはありましたが、こんな時だからこそ東北支援から見えてくるものもあるはずです。

自分が5年間行ってきた活動と、東北の記録と記憶を継承するために、一度は自分の子どもを連れていきたいなあ...と思っていたのですが、

なんとか最後の最後で実現し、妻と娘に自分の行ってきた活動と東北の「今」を伝えることができました。

今回の巨大カステラも大成功で、七ヶ浜の子どもたちも大喜びしてくれました^^

発災当時に比べると七ヶ浜町の様子は驚くほど変わっていて、「津波がきた」なんて言われなければ初見の人にはほとんど、大震災の傷跡はわからないかもしれません。

それでも当時の写真と現地の様子を見比べながら、一箇所一箇所丁寧に娘に説明していくと、

「大変だったんだね」

「でも今は、熊本のほうが大変なんでしょう...?」

と、7歳ながらに色々なことを感じてくれたように思えました。

5年経ったいま、外見上に目に見える傷は少なくなっても、もちろん癒えることない痛みは至る所にあって。

私のふらいパンダとしての活動は今日明日で最後となりますが、今後も東北各地の現状を決して忘れることなく、常に被災地に寄り添える、そんないち個人と政治家でありたいと思います。

明日も早朝から、名取市の子どもたちに笑顔とカステラを届けてきます。

簡潔ながら、それではまた明日。

(2016年5月4日「おときた駿 公式ブログ」より転載)

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