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規制実施はほぼ確実で、どうなるお弁当の路上販売?!やっぱり政治は、身近なところにある

2015年03月22日 15時27分 JST | 更新 2015年03月22日 15時27分 JST

さて、昨日は厚生委員会の最終日で、

条例案への「議決(賛否の採決)」が行われました。

この中で私は兼ねてからご紹介しておりました

「食品製造業等取締条例の一部を改正する条例」

※都内のお弁当の路面販売(行商)を取り締まる・規制を強化する条例案

には、厚生委員で唯一反対しました。

過去記事は↓

東京都で、安いお弁当が路面販売で買えなくなる?!...かも。 -自由と隷属のトレードオフを考える-

http://otokitashun.com/blog/daily/6130/

どうして地方議会では「俎上に載ったときには議論が終わってる」のか?

http://otokitashun.com/blog/togikai/6350/

いやあ、周りが全員起起立賛成しているのに

ただ一人座り続けているというのは、なかなかしびれるものですね!

上記の記事の中にあるように、

「選択の自由」

というのを尊重するべきという思想が根本にはありますが、

そのような理念的のみで条例案を否決するのは、あまり筋が良いとは言えません。

会派内でも様々な議論があり、調査研究を重ねた結果、

反対に至る理由となったのは主に以下の2点です。

1.「安全」「衛生」だけの理由で網をかけていいのか?

確かに衛生上の観点からは、危険性が高いことは審議会の答申の通りです。

しかしながら、そもそもこの路上販売が課題となった背景には、

・「行商」という販売形態から乖離し、路上を不法占拠している

・反社会的勢力が商売を取り仕切っているケースがある

・既存の飲食店の経営を圧迫している

など、衛生面以外にも問題は多岐に渡ります。

こうした中で、「食の安全」「福祉衛生」という視点のみで

一律に解決を図ろうとすることは、あらぬ憶測を呼ぶことにもなりかねません。

それぞれの問題解決方法は異なるはずであり、

継続した検証が必要ではないでしょうか。

2.当事者・利用者の声や意見が充分に反映されていない

東京都は、この条例案の基になった食品安全審議会の中で、

実際の弁当路上販売の利用者・消費者の意見を充分に聴取したと主張しています。

しかしながら意思決定をする審議会のメンバーをみると、

『消費者側』の代表者は

「東京都地域婦人団体連盟」

「主婦連合会」

など、いわゆるスーパーなどでお買い物をする層の「消費者」です。

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公募委員として選ばれた方々も確認しましたが、年代的にも職業的にも

路上販売のお弁当を買うような方ではありませんでした。

そして検討部会の方にはきちんと

「オフィスで働く人の代表者を呼んだ」とのことですが、こちらは

「日本労働組合 総連合会 東京都連合会」

の方ということで...。

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少しばかり、高層オフィスビル街でお弁当を買うような、

若手のサラリーマンが活発に参加している組織とは違うのではないでしょうか。。

さらに東京都が意見聴取の根拠としている

パブリックコメントの実施では、集まった意見が14件。

これで利用者・当事者の意見が十分に反映されていたと言い切るには、

やはり大きく疑問が残ると言わざるを得ません。

あくまで一般論ですが、こうした「食の安全」については

何か大きな社会的事象が起きた後に、世論に後押しされて規制ができることが通常です。

それまでは「選択の自由」「自己責任」という考え方も多くは尊重されています。

今回、委員会では私どもを除く全会派が賛成ということで、

最終日の本会議でも条例案の可決は確実視されます。

もちろんこの規制で行商が許可制になったからといって、

弁当業者が減ったり価格が上がったりしない可能性もありますし、

激減したり価格が跳ね上がる可能性もあります。

いずれにせよ、結果として起きた事象には、

議会でこうした議論があったことを知っていただき、

「ああ、やっぱり『政治』って身近なところにもあるんだな...」

そんなことをふと、感じ取っていただければ幸いです。

それでは、また明日。

(2015年3月22日「おときた駿公式ブログ」より転載)