議員は「たったひとり」ではない。新しい政治参加の方法で、巨像も倒せる時代に

目の前にいる政治家を「使って」みてください。貴方が思っているちょっとした疑問が、政治や社会を動かしていくかもしれませんよ。

こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。

昨日公開した舛添知事VSロンドン市長の記事が、大きな反響をいただいています。

この流れは、舛添都政の方向性を揺るがすものになるのではないでしょうか。

政策的な評価は置いておくとして、報道的な意味では今回の私の情報発信は、

個人でありながらマスコミに匹敵するものであったと、ちょっぴり自負しています。

なぜ個人の私にこんなことができるのかというと、

これは自分だけの力ではないからです。私は、決して一人ではないからです。

今回の「ロンドン市長の出張費を調べてみてはどうか」というアイディアも、

ネットで知り合い実際には面識のない政策スタッフの方からもたらされました。

そしてこれまた、実際にはあったことのないロンドン在住の方が、

公開情報の調査やメール英訳に獅子奮迅の活躍をして下さいました。

いま仏語訳の協力を申し出ていただいている方々も、ネットを通じて知り合った方々です。

その他にも情報公開請求をした書類をネットにアップして以来、

「この部分は明らかにおかしい」

「この点は追及の余地があるのではないか」

という指摘が、ひっきりなしに私の元に届いています。

手前味噌ですが、これこそ新しい政治参加の形ではないかと感じています。

都議会では127枠分の1かも知れない私でも、

ネットを通じて無限とも言える人々とつながることができる。

そしてその「集合知」が、確実に政治を動かしていく。

何かがおかしい。

ここはもっと、こう変えられるんじゃないか。

そう思っていても、なかなか普通の人は情報が手に入らないし、

社会や政治を変えるための活動に時間を割くことも難しいでしょう。

そんな時は、ネットの向こうの政治家に語りかければいいのです。

政治家である私は、24時間を政治や社会のために使うことができます。

そして普通の人より、ちょっとだけ多い情報や強い調査権を持っています。

政治家は皆さんの「代表者」ですが、それは偉いわけでは決してなく、

皆さまのかわりに働き、調査をし、報告をするのがその役割なのです。

本当の意味で政治家を「使える」ようになった時代。

情報技術の発達は、つくづく素晴らしいものだなあと痛感しています。

皆さまもぜひ、目の前にいる政治家を「使って」みてください。

貴方が思っているちょっとした疑問は、実はだれも気づいていない視点で、

それが政治や社会を動かしていくかもしれませんよ?

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明日は何気に、まだちゃんと続けている大学の試験です。

一夜漬けでこれから勉強せねば……

それでは、また明日。

(2016年4月9日「おときた駿オフィシャルブログ」より転載)

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