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「子ども・若者政党」≒小さな政府という、わが国での見果てぬ理想

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こんばんは、おときた駿@ブロガー都議会議員(北区選出)です。
昨日は「王子 狐の行列」に午前2時まで参加し、朝くらいは家族で過ごそうと
豊洲に戻ってきたら4時近くになってしまいました...

31日までフル稼働だったので、
今日は家族でゆっくりと...なんて思っていたら、早朝から

娘「ガキ使が最後まで録画されてない!なんで!!」(娘は途中で寝落ち)
妻「だってKinKi Kidsの番組が録りたかったんだもん!」

という戦争に巻き込まれました。
あなや。

podemos
2015年12月20日、マドリードで、選挙結果を受けてガッツポーズを見せるスペインの新興政党ポデモスのイグレシアス党首

さて、昨年末に行われたスペインの総選挙では、
結党わずか2年の新政党「ポデモス」の躍進が話題を集めています。

スペイン総選挙でポデモス躍進:欧州政治に「フォースの覚醒」
http://bylines.news.yahoo.co.jp/bradymikako/20151222-00052716/

スペインではリーマン・ショック後に深刻な経済危機に見まわれ、
若年層の失業率が50%を超える危機的な状況が続いています。

こうした中で、若い世代を中心にして誕生・活動した
左派新政党「ポデモス」が大きな支持を集めて大躍進。二大政党制を突き崩して
新しい政治ムーブメントが起こすことが期待されているところです。

こうした「わかりやすい」政治事象が起こったことが羨ましくもあり、
その反面でこれは、失業率50%くらいまで追い込まれないと若い世代は
行動に出ない証左なのだと考えると、複雑な想いを感じたり...

そんな状況を横目に見ながら、
わが国の現状についてアレコレと考えています。

日本の政界では現在、「保守本流」と言われる安倍政権の一強が続いており、
一方で本来「左派(リベラル)」の立ち位置でその対抗馬を担うはずの民主党が低迷。
この「リベラル」ポジションが空きスペースになっていると目されています。

実際に来る参院選の戦略を練る時、
我々自身も政党としていかにこの

「中道リベラル」「穏健左派」

つまり、まさに今回スペインで台頭した
ポデモスのような政策・理念を支持する有権者たちの票を狙うことを
念頭に置いて考えたりもしておりました。

しかし私自身のポリシーや、本当に今の日本に必要な政党がどんなものかを考えた時に、
果たしてそれが正しいのかどうか疑問に感じているのが、正直なところです。

加えて自民党にリベラルな角度からの「歯止め」をかける存在としては、
公明党がすでにその役割を果たしているとも言えます。
日本にいまズバリ必要なのは

「小さな政府」
「世代間格差の是正」
「財政健全化を推し進め、将来世代の負担軽減」

を掲げる保守改革・自由主義路線の政党ではないでしょうか。
かねてから主張していることの繰り返しになりますが、
わが国では保守であろうとリベラルであろうと

「大きな政府VS大きな政府」

を主張する闘いでしかなく、小さな政府を主張する存在は
ほとんど国民の支持を集められないため、生き残ることができませんでした。

大政党からの切り崩しを受けて自壊したみんなの党のような例もありますが、
結局はそれもこれも「選挙に弱い」ことが最大の要因です。

それは、現存する唯一の「小さな政府」寄りの政策を主張する
おおさか維新の会すらもが、その目玉政策として

「大学までの教育無償化」

を押し出さざる得ないことが、逆説的に証明しています。

しかしながらわが国の財政状況に鑑みれば、
政府規模は徐々に圧縮し、

「民間でできることは民間で」
「何より、自らできることは自分たちの手で」

という自立・自律路線を歩まなければならないことは明らかです。
政府からの「施し」を前提として老後の生活を構築するなど、
本来は異常なことであると知るべきです。

そうした社会保障を適正化する一方で、「機会の均等」を維持するために
子どもの教育・貧困対策・障がい者政策などには惜しみない投資を行う。
その上で自由競争・自由市場で切磋琢磨できる流動的な社会を作っていく。

こうした政策理念は本来、多くの若者に支持されるはずの方向性であり、
若い世代がダメになれば結局は社会全体が弱体化することからも、
高齢者を含めて一定の支持を集めることができるはずです。

「現在の政権から考えて、空いているポジションだから」
「その政策志向の有権者が入れる政党がないから」

という考え方ではなく、真に日本に必要な自由主義政党、
子ども・若者たちの支持の受け皿となる政治勢力が創れないものか...

そんなことを、私としては今年のテーマにしたいなーと漠然と思っています。

最後になりましたが、明けましておめでとうございます。
政治思想から都政・雑談まで幅広く情報発信に努めて参りますので、
本年もどうぞよろしくお願い致します。

それでは、また明日。

【※】2016年1月1日の「東京都議会議員 おときた駿 公式サイト」より転載しました。